反社のお呪い【呪術廻戦】【東京リベンジャーズ】 (ページ7)

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対外的語弊ページ7

家入side

「りんどー、仕事行きたくなぁい〜」

「兄貴、離れろって。重い」

「重くない〜」

「イチャつくならヨソでやってください」

数分前、

少し時間ができたのでコーヒーを飲みながら医療書を開いていたところ、医務室の扉が開けられた。

そちらへ目を向けるとなんともまぁ珍しい顔。蘭先輩と竜胆先輩がいた。

五条あたりにでも行けって言われたか？

2人は血塗れで、それが返り血のせいだけではないということは一目でわかるのだがいかんせん本人たちがピンピンしすぎている。

とりあえず横になってください、と空いているベッドへ誘導して治療器具を準備する。

斬られたような痕や抉られたような痕は呪霊のものだとして、この弾丸の跡。

確実に相手は人間。

はぁ、とため息をつきつつ弾を取り出して反転術式を施していく。

以前、一度だけ弾を取り出さないまま反転術式やってみようかと思ったんだけど流石に怖すぎた。(先輩たちにキレられるのが)

んで、さほど痛がる様子もなく治療を終えて今に至ると。

ソファに腰かける竜胆先輩に後ろから抱きつく形で駄々をこねている蘭先輩。

なんかあそこだけ空間歪んでね？一部の女子が喜ぶ感じの歪み方してるぞ。

……………絵みたい。

「しょ、う、こ、！」

「おわっ、なんですか」

「お前はいいなー、さっぱりしてて。本当にいい女だと思う」

「………蘭先輩酔ってます？」

「いや、シラフだ。悪いな」

「悪いと思うならなんとかしてください、アンタのお兄ちゃんでしょ」

「無理」

ソファから頭だけ後ろへ向けてこちらに話しかけてくる蘭先輩。

何考えてんのかわかんねぇよ。

はぁ、と再びため息をつく。

めんどくせー。蘭先輩は頼りになる時はホントに頼りになるんだけどウザい時はとことんウザい。

……今みたいな時。

「水でも飲みますか？」

「お、もらう」

「俺もいいか？」

「もちろんです」

世にも奇妙で稀有で希少で貴重な天与呪縛の兄弟

その全ては謎に包まれていて、彼らについてなんてわかっているのは一握りもない。

まぁ特別一級術師だっつっても、蓋を開けてみればコレだけどな。

五条も夏油もそうだけど強いやつってのは人格まで終わってんのかね。

「ほら、用が済んだなら出てってください。きっと綺麗な女の人たちがたくさん待ってますよ」

「やだなー、俺たちは硝子と冥さん一筋だっての」

「兄貴、それは一筋って言わない」

「クズはさっさと出てけ」

　