反社のお呪い【呪術廻戦】【東京リベンジャーズ】 (ページ4)

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「兄貴！」

「あ、りんど〜！」

「ぅえ！？」

「兄貴！先に行くなよな、夜蛾にすげー怒られたんだけど！」

「人増えた！先生！」

「うるせー」

そういえばなんか足りないと思ったら、竜胆先輩がいなかったのか。

＂灰谷竜胆先輩＂

ウルフともクラゲとも言える紫色の髪の毛にコチラは毛先が暗めのトーンに染まっている。

コッチも変わってねぇなぁ………

少し苛立った様子を見せる竜胆先輩の小言をヒラヒラと蘭先輩が躱していく。この光景も変わってねぇー……

「で！だれ！」

「俺は灰谷蘭。五条の2コ先輩で、一応特別一級術師。蘭ちゃんって呼んでもいーぜ♡」

「俺は灰谷竜胆。蘭の弟で、俺も兄貴とおんなじ特別一級術師。よろしく頼む、宿儺の器」

「悠仁も挨拶」

「あ、うっす。虎杖悠仁、好みのタイプはジェニファー・ローレンス！よろしくお願いします！」

元気よく自己紹介をして勢いよく頭を下げる悠仁を見てぶひゃひゃひゃ、と吹き出す2人は何が面白かったんだろうか………

高専時代からの先輩だけど全くもってわからん。

「蘭ちゃんと竜ちゃんはヤの付くご職業の方ですか？」

「なっ、竜ちゃん…！？」

「なんで？」

「うーん、明らか派手だし。どう見てもカタギじゃねー」

悠仁！悠仁やめなさい！！

確かに彼らは反社だけども！！やめなさい！！

つか、やめてくれ！！！

後が怖い！

「あは♡虎杖はどう思う？」

「おい、兄貴」

「いや、呪術師って言ってたしな。ありえねぇか！流石に失礼しすぎた！」

スンマセンでした、と言う悠仁にいいよー、と軽く返す蘭先輩。うっわ、どうなることかと思った………

竜胆先輩ももうちょい顔の筋肉動かすなりなんなりしてくれればな…… あ、いや、蘭先輩みたいにずっとニコニコされててもわかんねぇからどっちにしろか。

さすが悠仁だけど、蘭ちゃん竜ちゃん呼びは尊敬するわ………

「んじゃ、虎杖またどっかでな」

「ばいばーい」

「うっす、体術とか教えてください！」

「五条も、また遊んでやるなー♡」

「勘弁してください！！」

ケラケラと笑う２人の背を目で追い、見えなくなるまでになったころホッと息をつく。なんで会っただけでこんなに疲れてんだ。

アレ？先生なんでそんな疲れてんの？って悠仁が言ってきたけど、ほんと、なんでだろ………

　