反社のお呪い【呪術廻戦】【東京リベンジャーズ】 (ページ21)

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吹き飛んだ体に頭がついていかない。

今何が起きた？殴られたのか？地面に尻餅をついているから叩きつけられた？いや、どちらにせよ三つ編みの攻撃であることは間違いない。

「悟！！」

「ん〜、やっぱよくわかんねぇ。夜蛾の言ってることブッ飛びすぎ」

「そっちの前髪！お前は俺とだ、よ！！！」

「っ、！！？」

軽く吹き飛んだ俺に驚いて傑が駆け寄ってきたものの水色メッシュに直ぐに連れていかれた。

まぁまぁやるじゃん。そんな甘いことを考えていた自分をブン殴りたい。

「まだまだぁ♡」

「グｯｯｯ、！？」

「あ？んだコレ？当たんねーじゃん」

そう言われて初めて気がついた。……無意識に張っていた無限と身を守るように前に出た両腕の力を抜く。

あまりに突然すぎたこの脅威に驚いて警戒したのか、はたまた本気で危険を察知したのか。

流石に術式ナシと言った手前これではフェアじゃ無いと思い解く。その瞬間、

「あぁ、コレがあれか、夜蛾の言ってた＂ムゲン＂ってやつ」

「がはっ、！？」

「お、今度は当たった」

身体能力が先ずしておかしい………！術式ナシって言ったろ！？素でコレってことかよ！！頭沸いてんのか、！？

避けるので精一杯どころか避けられてもいなくていくつか当たってる。反撃するものの大したダメージになってない。

ここまで一方的に殴られるのなんて初めてだし、傑も外傷こそ少ないもののもう息が上がってる。

コイツら絶対やばい………！

「ｯぐああ！！」

「よし、いっちょ上がりってとこか？」

「っ、はぁ…… 降参です」

「ん、よく言えました」

傑は最後の最後に関節技キメられてギブアップ。

やばい、メッシュこっち来ちまったよ………！！！

どうにかしようと三つ編みから距離を取ろうと脚に力を入れたところでカクンッ、とよろけた。

その一瞬を見逃さなかった三つ編みはそのまま俺を押し倒して馬乗りになり右腕を大きく振り上げる。

くそ、そのヘラヘラしたツラがより一層腹立つんだよ三つ編み野郎。次に来る痛みに備えぎゅ、と目を瞑る。

が、痛みは来ない。

恐る恐る目を開けると寸でのところで止められた三つ編みの拳。

「ばぁ♡」

「っは？」

「はい、俺らの勝ちー」

意味がわからず目をぱちくりさせていると三つ編みは立ち上がりメッシュの方へ歩いて行った。

え、ちょ、おいおいおい、どこいくんだよおい！？

は！？アイツらマジでなんなの！！？

俺たち３人は2人を追いかけたもののもう既にそこにはいなかった