反社のお呪い【呪術廻戦】【東京リベンジャーズ】 (ページ11)

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その後も、向こうでは何か事故があったんじゃないのか、怪我をしているのか、いろいろなことを聞いたが、どこかうまく躱されたところはあるものの基本答えてくれた。

事故があったんじゃないのか、という問いに対して「あー、全然？」「いーのいーの、片付けただけだから」なんて言ってた時はマジで意味不明だった。

未だにわけわからん。

「蘭さんと竜胆さんは何者なの？」

「………お前ら高専で降ろせばいいんだよな？」

「え、？はい」

「じゃあ、もう着くぞ。降りる準備しとけ」

そして俺らは高専前で降ろされ、2人の乗った車はそのまま走り去って行ってしまった。

結局伏黒と釘崎は2人の名前しか分かってなかったし、どこか警戒を強めていた。

　

　

　

「って、ことがあったのよねぇ。五条先生何か知らない？」

「野薔薇さぁ、僕のことなんだと思ってんの？」

「財布？」

「このやろ、」

数日経ち、俺たちは教室で授業を受けていた。先生は五条先生。

ただ喋ってるだけでほとんど自習のようなもんだけど。

現代呪術師最強といわれる五条先生の耳に2人のことが入ってないわけがない。そういう意を込めて釘崎は五条先生に絡んでる。

まぁ、蘭ちゃんも竜ちゃんも呪術師って言わなかったしな。

「あと10秒くらいしたら知ることになるよ」なんてよくわかんないことを口にした五条先生。

その予言通り、10秒後

ガラッ、と教室の扉が開けられた。

「ごじょー」

「どうも、竜胆先輩」

「えっ、＂先輩＂？」

＂先輩＂というワードに引っかかる2人。

加えてあの五条先生が誰かに対して敬語を使っていることにも目を丸くしている。

………だって、ねぇ？先輩ってことはさ、

「り、竜胆さん、！？」

「あれ、伏黒と釘崎じゃん。なに、1年はまたお前の受け持ちなの？」

「ええ、まぁ。それで、何か用ですか？」

「今日お前ん家泊めろ」

「ン？」

「泊めろ」

「………え、いや、あの、今日、僕、出ちょ、」

「カンケーねぇ、いいな」

「………ハイ」

！！？

五条先生を「いいな」の一言で黙らせてしまった竜ちゃんはきっと只者じゃない。