このピュア〔？〕あなたに届けたいっ！【呪術廻戦】

ピュア ３ ページ4

「それでねー！」







「あ！ナナミンいた！」



「な、ななみん…だと…！？」



「すみません虎杖くん。待たせましたか？」



「ううん、いつもナナミン待たせてるから今日は俺が先にナナミンを迎えにきたんだー！」






ﾋﾟｼｬｰｰｰｰｰﾝ!!!!!と衝撃が走る



だ、誰だこのキラキラした少年は…！？


私のナナミン(ちがう)とあんなに親しそうに…！






「ちょっと待って建人くん」



「？」



「わっ、すげー綺麗な人…」



「この子、誰…？」



「なぜ」



「いいから！」



「この子は今日の合同任務の」



「合同任務！？」



「うるさいです。虎杖くん、挨拶を」



「オッス、虎杖悠仁です！」






え、笑顔が眩しい…


まるでやましい気持ちが浄化されていくよう…



こんな純粋無垢な子に私が勝てるわけがない…


…いや、勝つ！！！

いや、勝つ！！！！！






「こんにちは悠仁くん、有馬Aです！」



「ナナミンこんな可愛い人いたなら言ってよ！」



「なんで君に言わなきゃならないんですか」



「か、可愛い人っ！！！」



「調子に乗るのでやめてください」



「え？可愛くない？有馬さん」



「…まぁ、可愛らしいとは思いますが」






うんうん、悠仁くんイイ子っ！！！


まぁ、この私が可愛くないだなんて…



え？






「っ、建人くん私のこと可愛いと思ってくれてたのぉ〜！？」



「それは、まぁ、誰が見たってあなたの顔は可愛いと思いますよ」



「ｳﾞｯｯｯｯｯｯｯ

生まれてきてよかった…」



「『顔は』ね」






顔だけでも嬉しい…


この容姿に感謝…


お父さんお母さんありがとう…






「有馬さんはさ、ナナミンのことが好きなの？」



「えっ！？ う、うん… えっと……… す……す、す、っすき…！」



「今更照れるんですか？嘘ですよね？」






健人くんを横目に悠仁くんがコソッと耳打ちしてきた


なになに？？






「じゃあ俺ナナミンと上手くいくようにこれから協力してあげるね」



「えっ、そんな、今会ったばっかりなのに」



「いいのいいの、なんか進展あったら教えてよ！俺も頑張るからさ！」



「ありがとう…

50万(これ)仲良しの印に受け取って。建人くんには内緒だよ」



「丸見えですよ馬鹿。

ほら、虎杖くんこんな阿保に構ってないでさっさと行きましょう」



「えっ、そんなぁ！！！」




　

ピュア ４→←ピュア ２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す