このピュア〔？〕あなたに届けたいっ！【呪術廻戦】

ピュア ２ ページ3

「け〜んとくんっ！セッ クスしよ！」



「嫌です」



「えー、どうしても！？」



「どうしても」



「…そっ、か。そうだよね、私たち、先輩と後輩の仲だもんね」



「…？ ええ」









　









　








「先輩と後輩の関係っていいよね〜！ ねっ、傑っ！」



「えっ、なんだい急に…」






談話室を占領している私たち



巻き込まれたの(メンバー)は私と傑と悟、もちろん建人くん


硝子ちゃんは誘ったんだけどフラれた






「いやさ〜、恋人でもなく友達でもなく、絶妙なこの距離感あるでしょ？

甘えて、甘えられて、頼って、頼られる、みたいな！」



「それはわかるー！僕後輩にちょっかいかけるの大好き」



「そうそう！

ちなみに悟は私のことかわいい後輩だと思ってる？」



「？ そりゃもちろん」



「傑は？」



「思っているよ？」



「ありがと〜！！ 建人くんは？」



「…後輩、ですよね？」



「っしゃ！！」






ピッ




ガッツポーズとともに鳴る機械音


ふふふふふふ、



スッ、とスマホの画面を見せる






「「「(！？)」」」



「言質、取ったり」




「(ついに盗聴ですか…)」


「「(う、わぁ…)」」




「ごめんね建人くん、でも… でも私は気づいてしまったの…

人の関係には順序がある。他人から知り合い、知り合いから上下関係、そして、そこから始まる恋…」






うっとりする私の一挙一動を見ている３人


やだ、照れるぅ






「建人くんと肉体関係を持ちたすぎて」



「どさくさになに言ってんの？」



「見失ってたけど」



「無視か」



「今、私は『後輩』。そして… 後輩における特権は、思いっきり甘えるという名目でスキンシップをとっても許される仲！！！！


よって私は休憩時間や任務先、その他一緒にいる時間は！ずっと！建人くんと手を繋ぎ続ける！！！」



「却下。後輩といっても個人差があるでしょう。私はスキンシップとかしないタイプなので…」






うるさい悟は無視無視！



ぱっ、と繋いだ手を振り払われたことに固まること0.5秒


却下？きゃっか？キャッカ？kyakka？




ガシッ


建人くんの肩掴む


いいよ、そっちがその気なら、こっちにだって手がある…






「いいの…？ 今の状態で手を繋いで喜んでるくらいで手を打たないと… さもないと、

お金をチラつかせて性 交渉を迫られるあの日々に戻ることになるよ！！？」





「「「(なにを偉そうに)」」」






結局却下になった。




　

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