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星宮の問いに対し、不死川はすぐさま口を開き
「俺ァ稽古逃げ出した奴、ぶん殴りに来ただけだァ…」
殺気だった様子でそう答える。星宮はそんな不死川を目にし、苦笑を浮かべた後
「そうか…奇遇だな、私も稽古抜け出したバカを探しに来た。この辺で嘴平見なかったか、？」
そう尋ねるものの、不死川に「見てねェ」と返され
「(嘴平の奴、何処に行ったんだ…？)」
そんな事を思いながら、辺りを見渡していると
「一華ァ」
不意に名を呼ばれ、不死川の方へと振り返る。
すると、不死川を纏っていた殺気はいつの間にか消えており
不死川は星宮の顎をくいっと持ち上げ、口付けを落とす。
「な…っ、お前…急に何___」
唐突な口付けに星宮が驚く中、不死川は星宮の言葉を待たずして
二度、三度…続けて口付けを落とす。
一旦唇が離れたところで、星宮はふたたび迫る不死川を押し返し
「ここ…外だぞ…！誰かに見られたら…どうする……」
焦った様子でそう呼び掛けるものの、不死川は特に気にしていない様子で
真っ赤になった星宮を愛おしそうに見つめた後
「…誰も見ちゃいねェよ、____」
星宮の抑止を振り切り、ふたたび唇を重ね合わす。
そんな二人の様子を…茂みの中から目にした善逸は
顔を赤らめながらも困惑した様子で、
「(え…あの二人ってそういう仲なの…？前見た時、不穏な感じだったから…てっきり仲悪いのかと…。)」
「(というか…あの風のオッサン、あんなに甘ったるい音出せるんだ…、意外……。)」
そんな事を思いながら、二人の様子をまじまじと眺めていると
「なァ…アレ何してんだ、？」
不思議そうな表情を浮かべた伊之助が、善逸にそんな問いを投げ掛ける。
「アレは…その、キスって言って…好き同士がやる…あれだよ…、」
伊之助は善逸の辿々しい説明を聞いた後、幸せそうに微笑む二人の姿を目にし
「…要するに、アイツら仲良いって事だよな。___」
そう呟いたかと思えば、急にその場に立ち上がり
「いちかー！お前の分のどんぐり見つけたぞ、！！」
「ッ…馬鹿、お前…何して___」
善逸が言い終える間も与えず、不死川はすぐさま殺気だった様子で二人のもとへ向かい
「テメェら…覗きとはいい度胸だなァ…？覚悟、出来てンだろうなァ____」
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よっしー(プロフ) - はじめまして！実弥が好きでこの小説に出会い、春雷と星屑を一気読みしちゃいました！面白かったです！どちらの作品もすごく良かったので、また他の作品も楽しみに読ませていただきます！久々にキュンキュンしましたー✨ (9月29日 6時) (
レス) @page50 id: 9a6c96b2f0 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - この小説すべて読みました。とてもおもしろいです。よければ現代のほうも書いてください。まだまだ暑い日が続いてるので体調に気をつけて元気に過ごしてください (9月11日 15時) (レス) @page50 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2023年7月27日 0時
