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その後、意識を取り戻した玄弥は星宮を目にするなり
「…本当に…すみませんでした……。」
星宮と距離を取りつつ、申し訳なさそうにして深々と頭を下げる。
対する星宮は特に気にする様子もなく、
「いや…別にいい、気にするな。」
そう声を掛けるものの、玄弥の気は晴れない様子で
「あの…俺の事、気が済むまで殴ってもらって構いません…。俺…星宮さんに、失礼な事しましたし…、それに…____」
玄弥はそう告げた後、付け足すようにして
「星宮さん…兄貴の彼女なんですよね…。俺、ますます兄貴に合わせる顔が……、」
視線を下へと落としながらそう呟く。星宮はそんな玄弥に対して
「私は…気にしてないし、アイツも多分…気にしな___」
そう言いかけた時だった。
ふと…星宮の脳裏には、つい先日不死川と任務に行った時の事が浮かび
星宮はそこで助けた五、六歳ほどの幼い少年に懐かれ
『お姉ちゃん、強くて可愛いからだいすき…！僕、大きくなったらお姉ちゃんとけっこんする…！』
そう言って、少年は星宮の手をきゅっと握る。
『(可愛いな…、)』
星宮が微笑ましい気持ちを抱きながら、少年の手を引いていたのも束の間
その言葉を聞いた不死川は、すぐさま星宮の手を少年から取り上げ
星宮を自身のもとへと引き寄せると同時に、嫉妬心剥き出しの視線向けながら
『悪ィなァ…コイツは予約済みだからよォ、他当たれェ』
不死川の容赦ない圧に少年が怯える中、
『お前…！子供相手に大人気ないぞ、離せ。___』
星宮はすぐさま少年のもとへと向かい、不死川に構う事なく、ふたたびその少年と手を繋ぐ。
少年を自宅へと送り届けた後、不死川は不服そうな視線を星宮へと向けて
『他の男とイチャつくンじゃねェ…、お前は俺のモンだろうがァ』
『男って…子供だろ。 子供相手に嫉妬するな、見苦しい…。』
呆れた視線を向けながら星宮がそう返すものの、不死川は荒っぽい口調で
『そんなの関係ねェ…、俺ァ…お前に触る男は誰だろうと、許しはしねェ…。___』
星宮はそんな不死川の言葉を思い出した後、
「まァ…大丈夫…だろ、多分…な…。」
視線を泳がせながら、辿々しい口調でそう告げる。
そんな星宮を目にした玄弥は、決して大丈夫ではない事を察し
「あの…本当に、何発でもいいんで…殴って下さい…、お願いします…____」
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よっしー(プロフ) - はじめまして！実弥が好きでこの小説に出会い、春雷と星屑を一気読みしちゃいました！面白かったです！どちらの作品もすごく良かったので、また他の作品も楽しみに読ませていただきます！久々にキュンキュンしましたー✨ (9月29日 6時) (
レス) @page50 id: 9a6c96b2f0 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - この小説すべて読みました。とてもおもしろいです。よければ現代のほうも書いてください。まだまだ暑い日が続いてるので体調に気をつけて元気に過ごしてください (9月11日 15時) (レス) @page50 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2023年7月27日 0時
