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その後も、星宮は多くの隊士達に稽古を付ける中で



以前、悲鳴嶼さんの屋敷で見かけた隊士に目が留まり



「(あれは…確か、アイツの弟だったよな…。確か名前は…、____)」



「(不死川…『玄弥』…。)」



そんな事を思いながら、周囲の隊士を片付けた後



一人その場に残った玄弥を捉え、蹴りを入れようとするものの、その攻撃を交わされてしまい



「(悲鳴嶼さんの弟子なだけあるな…、他の奴らよりは…身体能力が高い…。)」



そんな事を思いながらも、圧倒的な体術で玄弥を追い詰めていく。



対する玄弥は、星宮に手出しをしないものの、星宮が狙う急所は次々と交わし



星宮は一旦距離を取った後、攻撃を仕掛けて来ない玄弥に対して



「何故…手を出さない、私に気でも遣ってるのか…?」



そう尋ねたかと思えば、瞬時に玄弥のもとへと迫り



「あまり…私を舐めるな、」



容赦ないその蹴りで足元を崩す。そして、地面へと倒れ込ませた後



「早く立て、この程度か。まだ動けるだろ、」



玄弥の上へと跨りながら、淡々とした口調でそう告げる。



「……ッ、」



玄弥はそんな星宮を払い除けながらも、決して手を出そうとはせず



「(出す気がないなら…反射的に手出しするよう、仕向けてみるか…。)」



星宮はそんな考えを頭の片隅に置きながら、徹底的に玄弥を追い詰めていく。



そして、星宮が背後から玄弥の頭部を狙った所で



玄弥は振り返ると同時に、星宮の蹴りを止めようと咄嗟に手を伸ばしたところ



「…!?」



ふにっとした柔らかい感触が手から伝わったかと思うと、誤って星宮の胸を触ってしまった事を自覚する。



一気に赤面し動揺する玄弥に対して、星宮は顔色一つ変える事なく



「…隙を作るな、___」



そう告げて即座に蹴りを放ち、玄弥は地面へと倒れ込む。



星宮はその場にしゃがみ込み、意識を失い目を回す玄弥を眺めながら



「(まァ…若干集中力に欠けるが…、身体能力は高いし…反射もよく鍛えられてる…。)」



「(何より他の隊士は私に挑んでも、触れる事すら出来なかったからな…、コイツには合格出してもいいか…。)」



そんな事を思いながら、星宮は玄弥を含めた辺りに倒れる隊士たちを引き摺り



稽古が一区切りついた所で、星宮は休憩を取る傍ら



隊士たちの目が覚めるまで側で介抱していた。

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よっしー(プロフ) - はじめまして!実弥が好きでこの小説に出会い、春雷と星屑を一気読みしちゃいました!面白かったです!どちらの作品もすごく良かったので、また他の作品も楽しみに読ませていただきます!久々にキュンキュンしましたー✨ (9月29日 6時) (レス) @page50 id: 9a6c96b2f0 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - この小説すべて読みました。とてもおもしろいです。よければ現代のほうも書いてください。まだまだ暑い日が続いてるので体調に気をつけて元気に過ごしてください (9月11日 15時) (レス) @page50 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年7月27日 0時

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