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それから、不死川は手に取った湯呑みを置いた後
静かに星宮へと視線を移しながら、口を開き
「……その、よォ…話ってのは、____」
意を決して、話始めようとしたところ
そんな不死川の言葉を遮るようにして、星宮は口を開き
「この前の事…、怒ってるんだろ。」
呟くようにしてそう告げたかと思えば、星宮は続けて
「その…、悪かった…。急に…あんな事、して…」
「好きでもない女に…されたら、普通…嫌だよな……本当に、悪いと…思ってる…。」
星宮はあの日、自身の咄嗟の行動に恥じらいを感じてしまったのは勿論の事
不死川に対して罪悪感も抱いており、合わせる顔がないと感じていた。
不死川はそう話す星宮を見つめた後、静かに口を開いて
「…何で、急に…あんな事したんだァ。」
そう尋ねると、星宮は少しの沈黙の後で
「少しでも…お前に、異性として見てもらえれば……ずっと、一緒に居られるんじゃないかって、そう…思った。」
「私は…お前に異性として、見られるような…タイプじゃないし…、色恋だとか…そういうのも正直よく分からなくて…お前に対する気持ちも…まだ曖昧かもしれないけど…、」
星宮はそう告げた後、少し間置いてから、不死川の方へと視線を向けて
「でも…それでも、お前とは…この先ずっと、一緒にいたいって、そう思った。それだけは…曖昧じゃなくて、確かなもの…だから…、」
「だから…もし、お前が…それでもいい、って…受け入れてくれるのであれば…、その…____」
星宮がそう言いかけた時だった。
不死川は星宮のもとへと手を伸ばし、抱き寄せた後
「俺も…この先ずっと、お前と一緒に居てェ」
「こんな俺でよければ…付き合っちゃくれねェかァ、」
星宮はそう告げる不死川の言葉に、目を見開いた後
思わず不死川の方へと視線を向けて、
「い…いいのか、？だって…私は、お前の好きなタイプじゃないだろ…、無理…してないか…？」
「無理してねェ、俺ァお前が好きだァ。お前以外…考えられねェ、」
そう言って、先程よりも星宮を力強く抱き寄せると
星宮は不死川から咄嗟に視線を外すと同時に、顔を伏せる。
「…そ、そうか…、…。」
耳を赤く染め、そう呟く星宮を目にし
「(コイツも…照れたり、すンだなァ…。)」
不死川は思わず、ふっと笑みをこぼした後
自身の腕の中へと収まる星宮を、終始愛おしそうに見つめていた。
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よっしー(プロフ) - はじめまして！実弥が好きでこの小説に出会い、春雷と星屑を一気読みしちゃいました！面白かったです！どちらの作品もすごく良かったので、また他の作品も楽しみに読ませていただきます！久々にキュンキュンしましたー✨ (9月29日 6時) (
レス) @page50 id: 9a6c96b2f0 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - この小説すべて読みました。とてもおもしろいです。よければ現代のほうも書いてください。まだまだ暑い日が続いてるので体調に気をつけて元気に過ごしてください (9月11日 15時) (レス) @page50 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2023年7月27日 0時
