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after story ページ36

***



___星宮が柱に就任してから、半年ほどの月日が経ち



彼女は柱としての責務を全うする中で、心身共に強く逞しく成長すると同時に



先月十七歳を迎えた彼女は、何処か大人びた雰囲気を纏う、美しい女性へと成長していた。



そんな星宮は任務を終えた道中、同じ柱であり、友人でもある甘露寺と出会し



甘露寺は星宮と出会った途端、目を輝かせながら



「一華ちゃん!その隊服…新調したのかしら…??とっても似合ってるわ!素敵…っ!!」



「…あァ、ついこの前…新しくしたばかりだ。動きやすくていい、」



星宮は肩に羽織を掛けながらも、下には袖のない隊服を着用し



足首まである丈の長いスカートには、深めのスリットが入っており、動く度に隙間から白い肌が覗く。



甘露寺はそんな星宮の姿を上から下まで、今一度眺めた後



「でも…少し、露出多すぎないかしら…?一華ちゃん、ただでさえ可愛いのに…変な人に目をつけられないか、心配だわ…。」



星宮はそう話す甘露寺の胸元と、丈の短いスカートに目を向けた後、少し呆れたような表情を浮かべて



「いや…その言葉、そのまま返す…蜜璃の方、露出高いだろ___」



星宮と甘露寺がそんな会話をする中、



少し離れた所から、甘露寺と似たような心配をする人物が一人。



「(…何だァ、あのふざけた隊服はよォ…。誰だァ…アイツにあの隊服、勧めた奴……)」



不死川が少し苛立った様子で、星宮に目を向けていると



「……やっぱり、あの隊服アイツに似合うよなァ…嫁に頼んで、無理矢理着せた甲斐あったわ。」



いつの間にか側には宇髄が立っており、星宮に目を向けながらそう呟く。



不死川はそんな宇髄に対して、鋭い視線を向ける中、宇髄は特に気にする事なく話を続け、



「星宮の奴、最初は嫌がってた癖に…着せたら『動きやすい』って言って、気に入ったみたいでよ。」



「本当は…甘露寺みてェに、前も開けて派手な服装にしたかったんだが…、さすがにそれは拒否されたわ。アイツ、俺に蹴り入れようとして、___」



宇髄がそこまで話した後、不死川が言葉を遮るようにして、口を開き



「オイ…お前の趣味をアイツに押し付けンじゃねェ…、あの隊服、露出高すぎンだろォ」



宇髄はそう話す不死川の胸元に目を向けた後、怪訝そうな表情を浮かべて



「…お前、人の事言えないだろ。このスケベ柱が、」



「誰がスケベ柱だァ…、ふざけた事言ってンじゃねェ」

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作者名: | 作成日時:2023年6月25日 9時

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