【募集企画】メメント・モリに祝福を。【3L可】

天使プレート ページ8

…あら、貴方は？

ふーん…道に迷ってしまったの。

この辺りは人間が多い人里付近よ？
あまり近付かない方が得策だわ。

私が誰か、って？
本当に貴方何も知らないのね。

私は天使…そう、妖精よ。
この世界には複数の種族があるの、それは知ってるかしら？

それは流石に知っていたわね。

詳しく教えて欲しいの？
…まぁいいわ。教えてあげる。

悪魔族は私達天使族を嫌ってるの。
何故か？…私達が好奇心旺盛だから、とでも言っておこうかしら。
その代わり人間が大好きなんですって。

意味が分からないったらありゃしないわ。
魂が綺麗だとか何だとか言っていたけれど。

天使族は基本的に天界に住んでいるの。
それはそれは美しい神聖な場所なんだから。

食事は基本的にいらないわ。
私達は力こそ強くないけれど、回復に特化しているのよ。

そして…私達にしか使えない特殊的な能力もあるわ。
え、興味無いって？

ふーん、そう…。

種族についての話も教えてあげる。

天使の階級は大まかに大天使・守護天使・天使よ。
大天使は神様に認められていて、中々お目にかかれない存在だわ。
守護天使は神様を守る役職。
大天使は神様と同じくらい崇められるけれど、守護天使は神様をお手伝いしてるの。
天使は見習いさん。
でもお仕事が楽だったりするから力が強くても天使にいる子も居るのよ。

妖精はどうなんだ？
野暮な事聞かないでちょうだい。


あら、着いたわね。
じゃあね、哀れな子羊さん。

…何故助けた？

ふふ、神様の前では皆が平等なのよ。

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