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｢急性膵炎です。｣
和本人だということが確認でき、その後家族として話を聞くことに。
｢多目的トイレの中で倒れてたそうです。見つかった時にはもう意識がなく、お店側の迅速な対応により、救急車で搬送され、なんとか一命を取り留めたというところです。｣
聞くに、急性膵炎は程度が色々あるらしいが、和は重かったようで、命に関わる状態だったらしい。
長くて1〜6ヶ月の入院が必要と言われ、その病気の程度が改めてよくわかった。
｢和、いつからこんな辛い症状我慢してたんだよ。｣
翔が和の頭を優しく撫でながら問う。
｢ごめんね、しんぱいかけて。｣
和は酸素マスクを曇らせながら必死に言葉を紡ぐ。
｢しょーさ、おつまみかってあるから、ばしょ、まさきにきいて、もらってね。｣
｢さとしぃ、とりあえず、いってたもの、ぜんぶ、かっといたから、まさきにきいて、もらってね｣
その様子に涙が零れそうで、後ろの方で雅紀にくっつきながら耐えていた俺。
｢あれ、まって、なんで和はあのショッピングモールにいたんだ？それでなんで、雅紀に場所聞けって言ってるんだ？｣
出かけていた涙が引っ込む。
｢じつは、びこうしてた。みにおぼえのないしょうひん、はいってなかった？｣
俺の問いにゆっくりと答えていく和。
｢あったあった、お会計の時になんかおかしいなって思ってたんだよな。あれ、、和がいれたの？！｣
雅紀は目をまん丸にしてそう聞く。
｢うん、ごめんね｣
｢いや、別にいいんだけど、なんでヤバいって思った時連絡してくれなかったの？和、結構危なかったんだよ？｣
雅紀は急に怒りが湧いてきたようで、俺の元を離れ、和に責め寄る。
｢ごめっ、｣
その迫力に和は泣きそうになってる。
｢こっそり跡つけてきたことなんて怒りやしないんだからすぐに助け呼べよ！｣
｢和が泣きそうになっててどーすんだよ！泣きたいのは俺だよ！｣
最終的に、怒ってんだか心配してるんだか分からない雅紀。
和の頭をくしゃくしゃっと撫で、ベッドに伏せて泣いている。
｢ごめんってば、まさきぃ｣
自分のために泣きじゃくる雅紀に少し呆れた顔して笑う和。
点滴が刺さっている細い手でゆっくりと雅紀の頭を撫でる。
どっちがお兄さんなんだか分からなくなるこの画。
急な病気で本人も俺ら兄弟も動揺しているのは間違いない。
そんな中でも笑顔になれる瞬間はあって、心が暖かくなる、そんな春の始まりの夜。
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消費期限(プロフ) - ちえさんさん» 行動が早い笑笑いつもありがとうございます！冷房ガンガンなので暑さ知らずです^_^ちえさんは大丈夫ですか？暑さにも冷房の寒さにも負けないよう体温調節頑張ってくださいね、！ (7月11日 1時) (
レス) id: e1b4d7c7fb (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 情けは人の為ならず、を思い出しました。毎日暑いけど消費期限さんは大丈夫ですか？(早速実行w) (7月10日 8時) (レス) @page49 id: a409136931 (このIDを非表示/違反報告)
消費期限(プロフ) - ちえさんさん» 良かったです~~~!!!!! (6月21日 1時) (レス) id: e1b4d7c7fb (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - にのあいラバーなので、嬉しいお話でした。ありがとうございました〜 (6月20日 9時) (レス) @page43 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
消費期限(プロフ) - ちえさんさん» こんにちは！やまたろコンビ大好物すぎて書いちゃいました🥺 (6月17日 1時) (レス) id: e1b4d7c7fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：消費期限 | 作成日時：2023年3月28日 23時
