心が暖かくなる瞬間 ページ1
｢お買い物行く人〜？｣
我が家のお買い物担当である21歳の三男雅紀。
｢俺行く！｣
リビングの端っこで本を読む17歳の五男潤は勢いよく挙手し、｢着替えてくる〜｣と階段を駆け上がって紫の扉の向こうへ行く。
｢和は？｣
潤と同い年の四男和也。
1人掛けソファーに小さく丸まっていた彼は、雅紀を無視してベランダに出る。
｢なんだよ、行きたくないなら言葉で言えばいいのに。｣
雅紀は落ち込んだように小声でそう言い、潤の支度が終わるまでソファーでぼーっとしてる事にした。
｢おまたせ！｣
｢待ってないよ〜｣
付き合いたてのカップルのような会話をするふたり。
仲良くガレージに行き、ピッカピカのベンツに乗り込む。
兄弟の中でも趣味や好みが特に似ているふたり。
どの曲を聴くかの激しい論争もなく、平和にドライブが出来る。
｢ところでさ、潤は何買おうとしてんの？｣
｢漫画｣
｢そうなんだ。見終わったら貸してよ？｣
｢全然いいよー。逆に雅紀は？食材？｣
｢うん。あと、ティッシュとトイレットペーパーとケチャップとキムチと＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿｣
脳トレでもしてるんですかと問いたくなるくらい、買うアイテムを片っ端から言っていった雅紀。
たまに壊れる兄をよく理解している潤は敢えて聞かず、雅紀の言葉を右から左に聞き流してる。
そんなこんなしていたら目的の本屋に到着し、彼らは仲良くふたりで入店した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
消費期限(プロフ) - ちえさんさん» 行動が早い笑笑いつもありがとうございます！冷房ガンガンなので暑さ知らずです^_^ちえさんは大丈夫ですか？暑さにも冷房の寒さにも負けないよう体温調節頑張ってくださいね、！ (7月11日 1時) (
レス) id: e1b4d7c7fb (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 情けは人の為ならず、を思い出しました。毎日暑いけど消費期限さんは大丈夫ですか？(早速実行w) (7月10日 8時) (レス) @page49 id: a409136931 (このIDを非表示/違反報告)
消費期限(プロフ) - ちえさんさん» 良かったです~~~!!!!! (6月21日 1時) (レス) id: e1b4d7c7fb (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - にのあいラバーなので、嬉しいお話でした。ありがとうございました〜 (6月20日 9時) (レス) @page43 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
消費期限(プロフ) - ちえさんさん» こんにちは！やまたろコンビ大好物すぎて書いちゃいました🥺 (6月17日 1時) (レス) id: e1b4d7c7fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：消費期限 | 作成日時：2023年3月28日 23時
