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[A]




次の日の朝。





いつも通り目を覚まし、顔を洗ってから居間に来たら寝起きの不死川さんがいた。





あれ?不死川さん帰ってきてたんだ。
確かにおはぎだけって言っていたもんね。






A「おはようございます。不死川さん。」





不死川「あァ、おはよう。」






いつも通り眠そうな返事が返ってきたら、何故か昨日あった胸にチクチク刺さるような感覚がなくなり、その後は2人で朝食を食べた。





朝食を食べ終えて、いつも通り隊服に着替えて廊下を歩いたら、不死川さんと出くわした。






不死川「そういや言い忘れてたァ。
今日から凛を俺と宇随で護衛することになったから、しばらく鬼狩りは一緒に出来ねぇ。」





え!凛さんを護衛?
なんでだろう……?






A「何故凛さんを護衛するんですか?」






不死川「昨日おはぎ屋に行った時に、凛が鬼の特徴で左目に下弦の陸と書いてあったって言い出したんだァ。
十二鬼月なら1度見られた人間をまた襲いかかる事がある。だから俺たちが守ることになったァ。」





下弦……十二鬼ってことは強い鬼。
危険な仕事だと思うけど、不死川さんは強いからきっと大丈夫だよね。






A「分かりました!不死川さんもお気をつけて下さいね。街中にでる鬼狩りは私にお任せ下さい!」






不死川さんを安心させるように
胸を張って言ったら






不死川「それはダメだァ。」






え………?
今なんて…?







不死川「前にも言ったが、お前はまだ未熟者だァ。俺の許可が出るまで1人で鬼狩りに行くことは許さねェ。」






そ、そんな…
でも私は今の階級甲だよ!?私より下の階級の人達なんて1人で鬼狩りしてるのに、私はまだ許可を出してくれない…。





A「でも私甲ですよ!そろそろ1人で鬼狩り出来ますよ!?」






不死川「あァ?お前はまだ100年早ぇ。他の連中は知らんが、俺の稽古をこれからも受けたければ許可を出すまで駄目だァ。」






不死川さんは心配してくれて言ってるんだろうけど、毎日訓練に励んでるため言葉一つ一つがグサリと刺さる。




なんでダメなの…
鬼の首を斬る力がほかの人たちより小さいから?





A「……………。」






辛さのあまり
声が出なくなり黙ってしまう。



そんな私の様子をみて
不死川さんはため息をついて




不死川「ハァ…。任務が終わるまでゆっくり体を休めておけ。」





ぽんっと私の頭を軽く撫でてから、
不死川さんは家を出た。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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美月(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!後、細かいようですが、厨房会議ではなく柱合会議ですよ! (2020年5月19日 15時) (レス) id: d560ff43cd (このIDを非表示/違反報告)
花月(プロフ) - こすもす。さん» わぁぁ!そう言って頂けると本当に嬉しいです(><)ありがとうございます!!最近更新が止まってますがまた書き始めて行くので是非楽しんで見てくださると嬉しいです!! (2020年4月24日 3時) (レス) id: 728947fc11 (このIDを非表示/違反報告)
こすもす。 - 実弥推しになりそう、!めっちゃ話の内容好きです!作者様、書いてくれてありがとうございます! (2020年4月23日 0時) (レス) id: f30f25af72 (このIDを非表示/違反報告)
花月(プロフ) - 夢世_yumese_さん» あぁぁ!すみません!気づきませんでした。教えてくださってありがとうございます!! (2020年2月9日 13時) (レス) id: 728947fc11 (このIDを非表示/違反報告)
夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月9日 13時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花月 | 作成日時:2020年2月8日 18時

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