ずっと2人で。[鬼滅の刃][不死川実弥]

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[A]



そこから伊黒さんに沢山教えられて
恋の呼吸と花の呼吸をやったところ、花の呼吸の方が上手く使いこなせることが出来た。




不死川さんも少し離れたところから、伊黒さんの稽古をずっと見守ってくれてた。





伊黒「花の呼吸の方が使いこなせているな。
だがまだ力が出し切ってるとは思えない。試しにそうだな。
花の呼吸と風の呼吸の派生の桜の呼吸を使ってみるのはどうだ？」





A「桜の呼吸……ですか？」






伊黒「あぁ。派生の呼吸なら上手く使いこなせるかもしれない。」






A「分かりました！やってみます！
桜の呼吸 壱の型 桜紋筋！」






スパン！！





うおおおおおお！凄い！！
今まで出した呼吸の中で1番威力が出た!!





伊黒「どうやら決まりらしいな。」





A「伊黒さん！教えてくださってありがとうございました！！」





ペコッとお辞儀をして頭をあげようとしたら、
不死川さんが私の頭に手を乗っけてポンポン撫でてくれた。





不死川「自分に合う型が見つかって良かったなァ。A。」





A「はいっ！」





ニコッと微笑んだら
不死川さんも珍しく微笑んでいた。






伊黒「そういえば不死川、少しいいか。」





不死川「あァ。Aは先に中に入ってろ。」






そう言って2人は庭から離れていった。
2人にお辞儀をして私は部屋の中に入る。





桜の呼吸か。
呼吸が使えたら鬼の首を斬れるって言っていたから、私ももう鬼に太刀打ち出来るのかな？





不死川さんは鬼を倒す仕事、鬼殺隊の柱……。
何か役にたちたい。




よし！決めた！！
私はあることを不死川さんに言おうと心に決めたのだ。









一方その頃、伊黒と不死川は。
[no side]




不死川「で、話ってなんだァ？」




伊黒「那谷蜘蛛山の1件は聞いたか？」




不死川「あァ。大体は宇随からな。鬼を連れた馬鹿隊員の処罰を明日の厨房会議でするんだろ？」





伊黒「その通りだ。分かっていたならいい。
それともうひとつ。

あまり情を入れすぎては、この鬼のいる世界では身がもたなくなるからな。不死川。」






それだけを言って、伊黒は帰った。





不死川「情？何言ってんだァあいつ。」





とぼけたようにして
屋敷に戻ると、玄関で正座をしているAがいた。





不死川「お、おい。何してんだァ？」








A「あの、不死川さん！
私、鬼殺隊の役にたちたいので鬼殺隊に入りたいです!!」

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