別世界で出会った鬼の少年【鬼滅の刃】【累】

16、桜の呼吸 ページ16

[A]



次の日から肩の調子も元に戻り、
冨岡さんに付きっきりで稽古を
してもらうことになった。




冨岡さんの指導は的確で分かりやすくて、
すぐに覚えることが出来た。





冨岡「この短時間でこれだけ上達するとは。
そちらの世界の部活とやらでは
かなり良い腕だったのではないか？」





A「そんな!!冨岡さんの教えが上手いんです。
一応私の方の世界では、
個人で全国入賞するくらいの腕はありました。」





冨岡「やはり、
Aには才能があるのかもしれないな。」





そう言われた後も
稽古に励み1週間が経った。





A「桜の呼吸 肆ノ型 乱れ桜！」






そして私は呼吸も覚えたのだ。
桜の呼吸。

水の呼吸から派生していて、
水よりも桜の方が使いやすかったので
桜の呼吸を習得した。






冨岡「よし。よく出来た。
今の腕なら雑魚鬼なら余裕で倒せるだろう。」





A「本当ですか!!良かった。」





冨岡「ここ一週間ずっと稽古だったからな。
今日はゆっくり休むといい。」





A「はい！分かりました！
ありがとうございます!!」







手なことで非番を頂いたのだ。




この1週間ずっと稽古のことしか
頭になかったからいざ暇になると何をするか迷う。





その時、
ふとあの時の男の子を思い出した。




もしかして、
イヤリングを届けに来てくれたのって……




それを確かめるために
私は袴を着て、用心の為刀を腰にさして蝶屋敷を出発した。

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