episode2 ページ4
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『んっ……』
いつの間にか閉じていたまぶたを持ち上げると、視界に入ってきたのは見慣れた天井。
それから暖かい温もりに包まれている感覚。
『……』
脳内が覚醒してがばりと身を起こすと、そこは自室で。
…いつの間に布団で眠っていたのだろうか。
昨晩、任務から水柱邸に帰ってきて……からの記憶がない。全く持ってない。
布団を出した覚えもないし、羽織と上着を脱いだ覚えもない。
となれば、この状況が作られた過程は必然的に第三者の介入によるものであって。
『…嘘でしょ』
微かに香ってくる味噌の匂いが、家主の在住を知らせている。
───とりあえず、話を聞くしかない。
重すぎる腰を上げて襖を開ける。
先ほどよりも強くなった味噌の匂いと柔らかな日差しに包まれながら廊下を歩き、居間を目指した。
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きなこもち(プロフ) - ひかるさん» 観閲ありがとうございます、とっても嬉しいです! (2022年5月8日 19時) (レス) @page50 id: 869b2e483e (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - すごく面白いです! (2022年5月8日 15時) (レス) @page25 id: 97f5eb0e61 (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - いいさん» いいさん嬉しいお言葉ありがとうございますm(_ _)m。マイペース更新ですが頑張りますのでこれからも見ていただけたら嬉しいです! (2021年10月19日 15時) (レス) id: 8cb9599803 (このIDを非表示/違反報告)
いい - 一瞬で心鷲掴みにされました!応援してます!頑張ってください! (2021年10月17日 9時) (レス) @page47 id: ac051c4e24 (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 凌雲さん» 嬉しいコメントありがとうございます!とても励みになりますm(_ _)m (2021年9月23日 10時) (レス) id: 8cb9599803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年4月5日 17時