▼ おれなぁ、 ページ25
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流星side
出て行った望を探しにいく。
っていっても、この辺やったら向かう場所なんて限られてて、お家から5分くらいのところにある公園を覗いてみれば、中学生のわりにデカイ身体を小さくしてブランコに座っている望を見つけた。
流「...まだ泣いてんのか。」
望「っ、、ぅっさい、」
流「まぁ、わからんでもないわ。その気持ち。」
望「、、？」
俺も隣のブランコに腰掛けて、10年以上ぶりのブランコを軽く漕いでみる。
流「おれなぁ、Aのこと好きやねん。
友達の「好き」以上に、
女の子として。」
望「ぇっ、」
流「ふはっ、気づかんかった？」
望「、ぉん」
俺の気持ちを初めて知ったらしい望は、ホンマに驚いたんか涙も止まってきたようで。
その先を聞きたそうに、俺に身体を向ける。
流「今まで女の子に言い寄られるなんてしょっちゅうやってん。かわええ子も居ったけど、好きにならな付き合いたないからさ。流すこと多かってんけど。
Aは...、久しぶりに自分から好きになってんなぁ。
でもな、その気持ちに気づいた時には
もうAはシゲのことしか見てへんくてさ。
...そん時は、結構さみしかってん。」
望「...。」
流「失恋なんて初めてでさ。
相手がシゲやなかったら、全力で奪いに行こう思えてんけど。」
望「、りゅせ」
流「...ふふっ。
なによりな、おれ、Aが笑ってる顔が好きで。
でも、その笑顔ってだいたいシゲと居るときやねん。
やから、俺が好きになったんは
シゲのことが大好きなAなんやなぁって。
頭で分かってたけど。
最近、やっと。
ちゃんとケリつけれるようになってきた。」
きっと、今まで望の目には
俺がAに対して恋愛感情なんて一切持ってへん、妹のように接してる兄として写ってたんやろう。
姉のように大好きAと、兄貴のように懐いた俺。完全に弟気分で居った望が、俺のホンマの感情を知って。
お前は、どう思ったやろうか。
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アップルパイ - とても心の温かくなるお話でした！みんなの幸せを願います。ありがとうございました！（続編希望！） (2019年3月20日 19時) (
レス) id: ae68382578 (このIDを非表示/違反報告)
あつ(プロフ) - 昨日、最後まで読み終わりました。望くんと主人公の所で凄く涙ぐんでしまいましたし、心がほんわかする作品でした。 現実にこんなカップルが居たら、こっちまで暖かくなるような、そう思わせてくれる作品でした。落ち着いたらもう一度読み返そうかなと思いました (2017年11月27日 22時) (レス) id: 23b47d179f (このIDを非表示/違反報告)
ぱんつ(プロフ) - 改めてこの作品を読み返すと今までで1番感動し、大好きな作品だなぁって思いました！続編希望してもいいですか？いや、続編お願いします！ (2017年8月20日 18時) (レス) id: c94e2526a7 (このIDを非表示/違反報告)
しげころりん - めっちゃ泣いてました（涙）ほんまに感動しました（涙）泣きすぎて家族に引かれちゃいましたwwこれからも頑張ってくださいね！応援しています！ (2017年8月5日 23時) (レス) id: 662c0e1ebb (このIDを非表示/違反報告)
し げ も ん ち - もうずっと泣いてました！感動作をありがとうございました！！ (2017年7月25日 4時) (レス) id: 2bde66781f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊ ゆき ＊
| 作成日時：2017年2月9日 22時
