明日も明後日も…君を

壱馬さん ページ9

ビルの部屋に入ると数人の強面の男が多くて




壱馬｢この子の戸籍、変えて貰えません？それと両親と縁を切れるように手配お願いします。｣





怖い…





手が震えていると






？｢ちょっと、おいで。怪我の手当するから｣





ソファに座らされ、手当をして貰っている。





消毒液が染みる。







？｢おはよーございます…｣





現れたのは、もこもこの服に包まれた可愛い女の子






ｹﾝﾁ｢おはよう、希ちゃん。身体痛む？｣




希｢多少は。でも、昨日よりかは良くなってる気がします。｣






痛々しい、手首に巻かれた包帯





痛そう…





『あの…』




？｢あぁ、あの子は坂東希ちゃん。ここに住んでいる子だよ。一応、誰の子供になるっけ？｣




希｢哲也さんです。｣






凄い…





手当は気が付くと終わっていた





『あ、ありがとうございます…』





すると、壱馬さんは離れていった。




壱馬｢また、放課後来ますね。｣





怖い…





希｢ん、私も学校行かなきゃ。｣






私も学校行こう。





壱馬｢A、動くな。お前、熱あるでしょ。無理して動かないで。｣




すると手当をしてくれた人がおでこを触った。





『っ…』





？｢熱っ!!どうした？！｣




希｢私、面倒見たいです。｣





ｹﾝﾁ｢学校は？｣




希｢どうせ、転校しますよね。｣




ｹﾝﾁ｢まぁ、そうだね。じゃあ、この子のことを部屋に連れて…壱馬、連れて行って。｣




壱馬さんは近くに来て身体を軽々と抱き上げた。




壱馬｢放課後になったら直ぐにAの所に行くから。｣

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