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お父さん ページ12

『こんな泣き虫を娘として受け入れてくれますか?』


啓司「もちろん!はい、おいで!」





そう言って優しく抱きしめてくれた。






初めてだ






抱きしめてもらえたの






『ありがとうございます。』





啓司「なんせ、Aのお父さんだから。」





優しく微笑まれて、初めて会った時よりも緊張が解けた。






ケンチ「よし!Aちゃん。君は今日から黒木Aだよ!手続きしてきたぞー」





『手続き?』





啓司「そう。家族と縁を切って、俺の養子として育つ。」




そう聞いた時、気になったことがあった。





『あの、私の学校…』




啓司「転校させるよ。女子高がいい?それとも、壱馬と同じ高校がいい?」





どうしよ…






希「んー…私と同じ高校はダメなんですか?」




『希ちゃんと同じ高校?』





希「あ、そっか」





啓司「Aちゃんの高校って俗に言う、実業高校に近い高校だから。転校するにはそれと同じ条件の方がいいかなって思う。」






『実業高校…って、私の高校って実業高校なんですか?』






ケンチ「…え?待って待って、Aちゃん、数学って何習ってる?」





『数IIです。』




ケンチ「数Aは分かる?」





『…数Aって何勉強するんですか?』



え、なんか悪いこと言ったのかな…



気が付くとケンチさん、啓司さん、哲也さんがいた


哲也「うん。壱馬の高校って、家政科あるよね?」





希「あるよー、言ってもうちの高校も家政科あるけどちょっとその中にAちゃん入れたくないけど」





啓司「あー、じゃあ壱馬と同じでいいか。」






『あの、私は1日の勉強量で決めたいです…』





啓司「1日どれくらいだった?」




『家だと5時間半とか…休みの日は17時間くらい…』





啓司「…」


ケンチ「…」


哲也「…」





希「それ、逆に頭悪くなるよ。」





啓司「俺なら、平日1日2時間にするよ。テスト期間は3時間くらい。休日は3時間だね。」





少ない、何をしたらいいのかな






啓司「無理しないでね。なんか嫌なことあったら、なんでも言って?俺でもいいし、希ちゃんでも壱馬でも…」

同じ高校→←涙



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あややん - この小説の雰囲気とても好きです…!更新楽しみにしてます! (2019年11月25日 18時) (レス) id: f0ecbe2c49 (このIDを非表示/違反報告)
美波希(プロフ) - ほくとすきぴさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2019年11月22日 21時) (レス) id: 56e0b0ff5c (このIDを非表示/違反報告)
美波希(プロフ) - 無さん» ありがとうございます! (2019年11月22日 21時) (レス) id: 56e0b0ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ほくとすきぴ - 面白いです!更新まってます!! (2019年11月21日 23時) (レス) id: 9642d3d62d (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちわ!この小説好きです!更新待ってますね! (2019年11月21日 16時) (レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美波希 | 作成日時:2019年11月4日 17時

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