アップルパイ (ページ5)

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先輩夏喜side ページ5

眉間に皺を寄せている先輩

翔吾｢まぁまぁ。あ、璃ちゃん!!｣

そう呼んだ翔吾先輩を優しく微笑んで見ている。

眉間の皺を寄せている所よりも断然こっちの方が可愛い

それを眺めている涼太さんの顔が綻んでいて、

やっぱり、妹のAさんのことが好きなんだなぁって分かる。

翔吾｢ほら、璃ちゃんに用があったんやろ？｣

『そうそう！璃～!!』

そう言って、抱きつかれている璃先輩が羨ましく感じた。

夏喜｢あの、涼太さん｣

涼太｢どうしたの？｣

夏喜｢A先輩を惚れさせたいです。｣

なんてこと言ってんだ？

涼太｢後で、ここのファミレスおいで？…Aのこと教えてあげるから。｣

そう言われ、頷いた。

璃｢ってか、久しぶりですな。かたより先輩｣

涼太｢かたよりちゃうわ。かたよせだからな？｣

璃先輩の頭を強引に撫でる涼太さん

『璃に触るな』

あ、もしかして

夏喜｢璃先輩の彼氏さんですか？｣

璃｢…違うわ。まぁ、腐れ縁ってやつだから。｣

なら、なんで先輩はそこまで冷たいんだ？