アップルパイ (ページ14)

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会いたいページ14

堀夏side

A先輩が体調崩したらしい。

翔吾先輩が教えてくれた。

翔吾｢アイツ、高熱出して39度近くまであるって連絡来たんだよ。｣

夏喜｢それ、めっちゃ辛いじゃないですか。｣

もしかして、インフルエンザ？

翔吾｢インフルエンザ？って思っただろ？

インフルエンザではないから安心しろだって。涼太さんが｣

確かに安心するけど

夏喜｢3日も高熱治まらないんですか？｣

翔吾｢いや、2日間が高熱で、今は37度まで落ちたらしいで。｣

A先輩って、身体弱いのか？

翔吾先輩がニヤリと微笑み

翔吾｢Aにプリント類届けて欲しいんやけど、頼むなー？｣

そう言って、全てを預けて翔吾先輩は背中を押した。

涼太さんに電話を掛け、家に行くと涼太さんはニコッと笑い家に上がらせてくれた。

涼太｢A、ストレス性のもので体調崩しちゃったからきっとすぐ良くなるよ。｣

夏喜｢本当ですか？｣

涼太｢うん。夏喜が来てくれてありがたかった～、ちょっとスポドリ買ってくるからAのことよろしくね。｣

それを聞いたのかA先輩がフラフラになりながらも出てきた。

『いいよ。水に塩入れて飲めば…』

涼太｢おい、買い物も兼ねてなんだから｣

『兄さんのバカ』

いや、唐突

涼太｢駄々こねない。ゼリー買って帰るから。｣

そう言うと、頷いて黙ってソファに座った。

夏喜｢あの…A先輩。大丈夫ですか？｣

涼太さんは口パクで

涼太｢よろしく｣

と頼んだ。

A先輩は顔を赤くして

『もー…こんな姿見られたくなかった…』

A先輩のおデコを触ると意外と熱くて持ってきた冷えピタをおでこに貼った

すると

『堀くん、ありがとう』

おい…天使すぎだろ