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リップ ページ14

『リップ?』



壱馬「そう。Aに似合うんじゃないかな」





そう言われ、渡されたピンクのラメ入りリップ







キャップを開け、唇に塗った






正直に言う









違いが分からない〜(泣)






『…似合わなくない?』





壱馬「薄く塗りすぎ。」






すると顎クイをするように至近距離でリップを塗ってきた。






恥ずかしい




壱馬「A、好きだよ。」





耳元で囁く








『んっ…』





身体がピンっと張り





背中がモゾモゾした。







壱馬「可愛い。」






この人。








悪魔だよ。








『わ、キラキラしすぎ。』





壱馬「めっちゃ、綺麗だよ。」





璃は絶対付けないなぁ







『ねぇ、』





壱馬「璃ちゃんは紫のラメ持ってるよ?」





え、お揃い?!






『へぇー、これさ…ん?MAC…?は?!これ、高級なところじゃん!!こんなの貰えない…』






壱馬「もう塗ったからそれはAの。あと、好きな人にプレゼント送って悪い?」






どうしよ…







お礼…




『お礼させて!』




そう言うと、少し考え






壱馬「なら、俺の隣でいっつも幸せでいて?」






頷くと頭を撫で、台所に行った

遠すぎる存在→←璃陸



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作者名:美波希 | 作成日時:2019年9月1日 17時

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