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嫌だ ページ2

朝起きると息の仕方を忘れる日が何日も続く。



色々なものを準備した時、ウォークマンを取り、イヤホンをセットして音楽を聞き始めた。





今日はデザインだけ。






イヤリングを耳につけて、軽くアイメイクをしてリップを塗って…





ブスなのは変わらないのにね







部屋を出て、1人でカフェに行った。







そこのカフェはなんか、お店にいるおじさんが優しくて…




ドアをゆっくり引くとおじさんに


『まだやってませんか?』





そう聞くと





おじさん「Aちゃんが来たなら開けるよ。今日はデザインだけ?」






『そうですね』








私、このお店の中ならイヤホンを外せる。







『…いつもの席は行っていいですか?』






おじさん「あそこはAちゃんの特等席だからいつでも行っていいよ?」







いつもの人目につかない席に向かってスケッチブックを広げる。





手を走らせる






机を見た時、私が付けているイヤリングが置いてあった。






…これ、私のじゃないよね?







私の耳には付いているから…






別の人の?



紅茶を置きに来たおじさんに聞こうと思った。



『…あの、このイヤリング』



おじさん「ん?あ、これ、かずまくんのだー。この机に置いていたの?」




『はい。』






おじさん「ありがとう!!お礼にミントティーの茶葉かカモミールティーの茶葉どっちが欲しい?」






そう聞かれて、「ミントティー」と答えた。







かずまくん…ね。

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作者名:美波希 | 作成日時:2019年9月1日 17時

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