夕飯 ページ12
旅行…?
『はぁ?!?!』
聞いてない!!というか聞いたけど…
『マジか…お母さんもいないのか…』
寂しい〜
家に帰るとリビングのイスに座り、夕飯の献立を考えた。
お父さんはどこにいるか私も分からない。
まぁ、だからなのかな。
お父さんがいいなーって思うことなんて何度もあった。
樹「ただいま。」
いつの間にか寝ていたのか考え事をしていたのか分からないけど、帰ってきた藤原
『おかえり。』
藤原はバックを置くと隣に座ってきた。
『あ、ごめん!夕飯!!』
樹「おばさんが夕飯はカレー残っているからって言っていたから。」
なんだ…
『そっか。』
立ち上がろうとした時、腕を掴まれた。
『どうしたの?』
樹「今日、堀夏と…」
堀夏…?
堀夏って誰だ?
あ、
『藤原と似た顔の!』
樹「まぁ、そうなのか?」
『そう!!なんか、無愛想だったー。』
樹「俺も無愛想?」
『そうかな?1日過ごして、藤原の表情の変わり様とかすごい見れて楽しいよ。』
そう言うと藤原は見たことの無いような笑顔を見せてくれた。
なんか、嘘くさくない。
『その笑顔しか見たくないかも。死んだ魚の目で、もう無理して笑わなくていいよ。』
すると、だんだん真顔になった。
樹「そうする。Aちゃんの前でだけ。」
すると額に優しいキスを落としてきた。
『なっ!』
樹「カレー食べよ。」
藤原に振り回されて嫌いになる。
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美波希(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます! (2019年8月18日 10時) (レス) id: 56e0b0ff5c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - この話本当に大好きです! (2019年8月17日 15時) (レス) id: 5baac4220e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美波希 | 作成日時:2019年4月27日 21時