Mistake (ページ10)

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朝ページ10

『…んっ』

目が覚めると身体が重くて起き上がれない

理由は腕が鎖骨の辺りに乗っていたから。

乗っていた腕は樹の筋肉質の腕だった。

樹｢…Zzz｣

まだ、寝てる。

ってか綺麗な顔。

樹の綺麗な髪を撫でると

樹の手を握ると握り返して背中にキスをしてきた

『おはよ』

樹｢ん…おはよ｣

あら、猫みたい←

『今何時？』

樹｢7:24だって。｣

あー、だからか

『お腹空いた』

樹｢なら、着替えて食べに行こ？｣

ベッドから出た時、樹の背中には引っかき傷がいくつもあった。

『あのさっ…』

樹｢昨日は痛かったなぁ～…爪は立てちゃダメ。｣

いたずらっ子っぽく微笑む樹

『記憶ないんだけど』

樹｢まぁ、気持ち良かったよ。｣

…

気持ち良かった…？でも、確かに感覚はまだ残っている。

『樹』

樹｢ん？｣

キス、されたい。

近くにあったワイシャツを着て、樹の近くに行った

『キス、して』

そう言うと顎を支えるようにキスをした。

『んっ…』

舌が侵入してきて…

とにかく強く抱きしめ合いながらキスをした。

樹｢その格好、結構好き｣

これ、

『樹のだ…』

服に着替え、外に出ると久しぶりの感覚があった。

『ねぇ、アイツがいない』

樹｢よかったじゃん。｣

そう言ってさり気なく繋がれた右手

樹｢今日の仕事は会食の準備。以上｣

『会食って何の？』

樹｢簡単に言えば、お見合いパーティーのしゅしゃい｣

『主催ね。そんなこともするんだ…』

樹｢まぁね。｣

お見合いか…