そんなに見つめられたら、恋に落ちるから見るな。 (ページ6)

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見つめるな。ページ6

なんだかんだで、俺は宗方を友達と思っている。

LINEとか交換したし。

片寄涼太明日、ヘッドホン持ってくる。
宗方Aなんで?
片寄涼太理由は自分で考えろ。
宗方A私のことが好きだから?www

コイツ、馬鹿だな。

片寄涼太馬鹿なの?
宗方A冗談だってwwwでも、ありがとう。片寄の声なら、聴こえてもいい。むしろ、聴きたいかも。

やっぱり、不安になる。

涼太｢好きなのかな。｣

？｢誰が好きなの？｣

そう言って表れたのは双子の妹の真波。

涼太｢気のせいだから。｣

真波｢ふーん。どんな子なの？｣

コイツ、昔から感だけはいいから。

涼太｢顔を見てくる奴。小説が好きで、笑顔が可愛いくて、守りたくなる奴。｣

真波｢伶菜とか？｣

誰だよ。

涼太｢違う。｣

真波｢隣の子？｣

もうなにも言わない。

真波｢ヘッドホン、結構いいやつじゃん。｣

高音質で、かなり聴こえやすいと思う。

涼太｢真波、好きな子が悪口を言われていて、何も出来ない奴って、どう思う？｣

真波｢···もしかして、宗方さん？

あぁ、あの子、守りがいあるよ？

思いっきって、告白したら？｣