美形野郎と無気力美女

無気力 ページ10

彼氏について、聞かれた。





作ったことない。






『なかなか、いい人に巡り会えない。もっと、可愛ければ、モテるのかな？もっと･･･男性経験豊富の方がいいのかな？』





実際そうじゃん。





常にモテている女性って、彼氏いるじゃん。







私なんか、1回も出来たことなんてない。






広臣｢それは人それぞれでしょ？男性経験豊富って･･･AはAのままでいい。ってか、無気力な方が俺はいいと思う。そんなに無気力が真剣に悩むな。笑｣






やっぱり、登坂って、イイヤツだな。








『なぁ、鶏冠｡登坂って、私のこと軽蔑しない？』





広臣｢しない。だって、大切な存在(・・・・・)だから。｣




なんで、そんなこと言うのかなー。鶏冠の癖に。







自然と笑顔になれる。






私、登坂と友達で良かった。






『登坂、ありがとう。』








大切な存在･･･その意味は友達として？それとも、妹的な存在？それとも･･･





『登坂、好きな人っている？』






広臣｢･･･いるよ。いっつも、可愛くて、何故か眠そうだし、馬鹿なヤツ。｣




『ふーん。その子と結ばれたらいいね。』








登坂が悲しそうな目をした。






何でかな？

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