甘いようで苦い ページ7
目覚めた時、身体が想像以上にダルくて起き上がれなかった。
『最悪…』
そう呟くと、この独り言が聞こえたのだろうかこちらに向かってくる音が聞こえた。
?「体の方は大丈夫?」
そこに居たのは保健室の先生だった。
『…大丈夫です』
?「一応、親に連絡入れたけど「迎えに来る」って言っておきながら来ないんだけど…」
だろうな。結構笑えてくる(笑)
『大丈夫です。1人で帰りますから』
あぁ、ほら、まただよ。
嘘ばっかり…
?「…ちょっと待ってて」
そう言われ、素直に待っていると
?「じゃあ体調が良くなるまでここにいて。
白湯置いておくね。」
そう言って、机に白湯を置いた
『…すみません』
なんか、本当に自分で嫌になる
?「なんか、嫌だった?
一応自己紹介しておく
藤井萩花です。よろしくね。」
優しそう。私は自己紹介しなくてもいいか…
『…そうですか』
萩花「体温低いけど、朝食食べてる?それとも冷えてる部屋にでも住んでるわけ?」
『……知らないです』
話したくない
萩花「話したくなったらいつでも話してね」
自分から人を遠ざけているのは分かってる。
本当に最悪な人間
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作者名:美波希 | 作成日時:2020年11月25日 17時