苦くて淡い ページ6
樹side
クラスに入った時、異様な雰囲気を放った彼女を見つけた
手入れされてるホワイトブロンドの髪
陶器のような白肌
無理している感じがある着崩した制服
彼女から目が離せない
そして、休み時間にぶっ倒れた彼女にいち早く向かっていた
身体を持ち上げた時に彼女の軽さに驚いた
保健室に着くと使われていないベッドに案内された
寝させて、体温を測ると
35.7だった。
樹「低っ…」
この子、不健康だろ…
保健室を後にしたあと、クラスに戻ると何故か悪口や噂を流しているクラスメイト達
「アレさぁ?絶対男とやったから寝れてないんでしょ」
「昨日も補導されたらしいよ」
「ヤバっwwwこのクラスの恥でしょwww」
本当にふざけてんな(笑)
彼女のカバンにぶら下がった猫のキーホルダー
「樹くんも気を付けなよォ?」
あ、俺、話しかけられてたんだ
樹「あぁ、何が?」
「だぁーかぁらぁ!アレには気を付けないと食われるよ?!」
…皆が言っているアレが理解が理解できそうで出来なかった。
と言うか、理解したくなかった。
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作者名:美波希 | 作成日時:2020年11月25日 17時