酷く辛い ページ15
樹side
『誰も信用してくれないんだな…って』
盗み聞きする気はなかった。
彼女が話していることがとても酷く辛い
助けたい
萩花「…逃げても全然いいから助けだけは求めなさい!
助けても無駄とか思わないでよ!」
『…ならっ…信じてくれたの?!』
萩花「信じるに決まってるでしょ。感情的にならない。」
『どうしたらっ…良かったの…』
樹「…」
すすり泣く声が聞こえた時、抱きしめたくて仕方なかった。
樹「後で聞いておこ…」
『本当は藤原樹さんから言われた言葉が嬉しかったし…信用したい…』
萩花「いいんじゃない?信用したって。」
俺だって彼女を信用してるから
『頑張ってみる…萩花ちゃんありがと。』
萩花「はいよ。ってかさぁ?その家族、まじでクソやな。」
俺も思った
保健室にさりげなく入ると
『別にいいじゃないですか。まぁ屋根裏部屋とバイトの金取られるとかはやめて頂きたい。』
…バイトの金は取られるのやべぇだろ。
『身体重い…』
萩花「ってか、存在感無さすぎ。生徒会長」
『…うわっ、いたの?!』
樹「いたよ。まぁ、さっき来たけど」
嘘つこ。
『あっそ。』
樹「Aちゃんさぁ、絶対黒髪可愛いよね。」
『何言ってんの。』
似合わないメイク、
綺麗な髪色
ただ、勿体ない
樹「ねぇ、黒染めにしてみなよ。俺、Aちゃんの黒髪見てみたぁーい」
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作者名:美波希 | 作成日時:2020年11月25日 17時