慎×希 ページ26
慎side
連絡先聞きたい
希「…」
グループLINEには坂東さんは入ってないから。
言って、俺さぁ?女の子とLINEしてないんだよな…
慎「坂東さん、連絡先交換してくんない?ほら、グループLINE入れたいし」
希「え…あ、うん」
連絡先の交換が分からないのか
ちょっと戸惑ってる所も可愛い(笑)
希「あれ、これどうやるっけ…えっと…ん?」
機械音痴もいい…
連絡先ついでにデート誘う?いや、無理無理。
坂東さんのスマホを覗き込んで操作を教えると笑顔で「ありがとう」と言ってきた。
…やばい、可愛い、更に惚れちゃう。
希「え、あ…ごめんなさいっ!!」
慎「ごめんじゃねぇよ…」
こんの…
あざと女…!!
原石だし、可愛いし?はぁ?!あのさぁ?元々、坂東さんのこと気になっていたから
この学校に入学したんだよ。
同じ塾で隣になることが何回もあったから意識するようになった。
いつも前髪なしのポニーテールで顔に似合わない大きいフレームの眼鏡。
俺はずっと髪型は変わらないのに彼女は気付かない。
希「…あ!岩田先生」
坂東さんが向いた方を見ると岩田先生が塾に入っているのが見えた。
慎「本当だ。」
そう言うと坂東さんはこちらを向き
希「知ってるの…?」
慎「同じ塾だったの覚えてないの?」
坂東さんを見つめるとすぐに顔を逸らして
希「知らないです。」
慎「城北中の」
希「…もしかして、よく隣に座ってた城北中の付箋くん?」
付箋くん?!
慎「まぁ、仕方ないよね。髪色めっちゃ、変えたもんね。
俺さ?坂東さんのことずっと好きでこの高校に入学するって知って入学した、
もし良かったら俺と付き合って欲しい。」
坂東さんは下を向いて…
希「お友達から…」
恥ずかしがっている彼女との恋愛は始まったばっかりだ
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作者名:美波希 | 作成日時:2020年9月5日 8時