検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:5,257 hit

龍×希 ページ17

龍side




希「…」





僕が仕えているお嬢様は無口で、いつも悲しそうな瞳をしている





龍「お嬢様、夕食の準備が整いました。」





そう言うといつも返事は無く黙って動く






いつも何考えているか分からないし、声すら聞いたことない。






本当は少しでも頼って欲しい




綺麗な髪はちゃんと手入れされている。






そんなある日、数日間の休みを貰い久しぶりに友達の昂秀と遊んでいるとお嬢様が目の前を通った。




とても麗しく、儚い綺麗な雰囲気で…






涙を流しながら通り過ぎた








龍「…お嬢様?」




昂秀「あの人って、坂東財閥の希さん?」





龍「おう。大学に通ってる俺よりも年上の人だよ。ただ、声も聞いたことないし笑った所も見たことない」







なんでだろ。





お嬢様には違和感しかない





するとお嬢様に向かう刃物を持った男






守らないと…っ!





そう思いお嬢様の元に走ってお嬢様のことを抱きしめた。





そして、腹部に来る痛み






あぁ、刺されたんだ。




悲鳴が聞こえる中お嬢様は



必死に状況を電話で伝えてる。


声が聞きたくても周りがうるさくて聞こえない





病院で目覚めた時、お嬢様は泣きながら手を握っていた







龍「お嬢様…?」




すると顔をあげて安堵したようにまた涙を落とした





希「…っ、」





何で…こんな時も話さないの?




だから、





龍「お嬢様…」




お嬢様の頭を撫でて




龍「無事で良かったです。」




希「…っ!」




すると、急に抱き締められた。






希「ありがとっ…龍くんっ、ありがとっ…」



泣きながら綺麗な声で…




龍「お嬢様…?」





希「ただ…もう、怪我しちゃダメです」



お嬢様のことを抱き締めると





希「…っ?!」




びっくりしたのか身体を震わせた




龍「すみません」




希「ごめっ…」




少しずつ顔色が悪くなっているのも分かる。





ここが病院で良かった…





ナースコールを押し、連れて行ってもらったが気になったのは





何故、今になって声を聞けたんだ?





その事が分かるのは当分先の話

壱馬×希→←玲於×希



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
設定タグ:坂東希 , Jr.EXILE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美波希 | 作成日時:2020年9月5日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。