イヌ科のネコと猫派 Another Story

マースと彼女 Itsuki ページ6

家にいる彼女はいつも俺に構ってくれない



いつも構うのは愛猫のマース。



毎回思う。





マースは女の人には警戒心剥き出しなのに希にだけはすぐに腹を見せる。希の愛犬のネコを連れてきた時なんかすぐに仲良くなっていたし…





樹｢希〜？｣



希｢んー？｣




彼女の膝に陣取っているマース。




樹｢あのさ、希は俺に会いに来てないよね。｣




すると希は俺を見て




希｢何？マースに嫉妬してんの？｣





そう言って、手を伸ばし






希の手を握ると優しく微笑み





希｢私、そんな顔をする樹くん見たこと無かったから見れて嬉しい｣





だから、後ろから抱きしめた。






樹｢希と会っているのにマースとばっかり話していてイラつく。




俺と話すの嫌い？｣






すると、




希｢話さなくていいから。話さなくても安心するの。




私は樹くんと同じ空間にいることがいいの。






もし、それで満足出来ないならキスしたりこうやって後ろから抱き締めて？｣




だから。





希の唇を奪った。





まぁ、それに気付いたマースに猫パンチされたけど。





初めて反抗された(笑)

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