イヌ科のネコと猫派 Another Story

E-girlsと仕事 Nozomi ページ39

もー…死のほどきつい





晴美｢また、来たよwww｣




うっざ…






ｱﾝﾅ｢なんで生きてんのかなぁwww｣






今日はよりにもよって、BALLISTIK BOYZと仕事だし。





ドアが叩かれ、そこにいたのはAと海沼くん、砂田くんだった。





『お疲れ様です。本日はよろしくお願いします。』




いつもより固い挨拶をするA達






E-girlsのメンバーはBALLISTIK BOYZのメンバーに媚びを売りに行って…





すると近くに来たのはAだった





『どういうことですか。慎のことたぶらかしたって』






何それ。






見せられたのは明らかに樹とキスしているはずの写真が長谷川くんと変わってる。






いわゆる合成写真







希｢知らない…｣




『なら、良かったです。佐藤さんから渡された写真でしたので』





そう笑顔で呟くA






そして、E-girlsメンバーの前に行き






『때려 죽이는거야。』






そう言って、楽屋を出ていった






때려 죽이는거야の意味は｢ぶっ殺すぞ｣






まさかあんなことを言う子だとは思えなかった。







流星｢…あの、触らないでもらってもいいですか？｣



杏奈｢え？なんで？｣




流星｢俺、香水移るの嫌いなので｣





将宏｢では。｣






BALLISTIK BOYZが出て行った後、当然のように八つ当たり。







楓｢ふざけんなよ！何してんだよ。｣





救いようのない馬鹿。







無視だ無視。





すると、鬼の形相で、E-girlsの楽屋に入ってきたのはAだった。





そして、私の腕を引き






『何してるんですか？のんさん、撮影ですよ。』






そう言って、撮影場所まで走って行った。






『のんさんのYouTube。私は好きですよ。』






希｢ふふっ(笑)ありがとう｣





『のんさんが幸せそうで…
ただ…私はE-girlsが憎くて仕方ないっ…』





綺麗な涙がAの頬を濡らした。





希｢知ってたの？｣





そう聞くと




『のんさんが病室で寝ていた時に樹さんと璃さんが話しているの聞こえて…』






はぁ…隠しても無駄か。







希｢そうだよ。昔からずーっとそうだったから(笑)｣






そう言うとさらに泣き出すAを見ているのが辛くて仕方なかった。

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