イヌ科のネコと猫派 Another Story

あくび Itsuki ページ13

人を呼び出しておいて、寝ている希。




足元にはネコ





樹｢はぁ…｣





コイツは危機感というものが全くないっ！





まぁ、いいか。




手を洗い、アルコール除菌をした後に




希のそばに行くとまだ寝ている。





そして、欠伸をしていたから子猫にやるように




口の中に指を入れた。




カプ…と口を閉じて



指に驚いたのか目を開けた。




そして、指を抜くと




すぐに話し始めた。





希｢ごめん、寝てた。｣




樹｢いや、いいけど。｣






希はティッシュで希の口に入れた指を拭いた。






本当に可愛い



だから、希にキスをしようとすると




止められた。





希｢私からキスしたい。｣





あー、やけに積極的で可愛い





だから、キスを待っていると…





カシャッという音が聞こえた





希｢いえーい！樹くんのキス顔ゲット〜!!｣




…え？




待て、コイツ、





樹｢やっぱり、悪魔かよ！｣






だから、希のに強引にキスした






まぁ、毒は毒で制すって言うからね。




毒のような彼女でもこんなに可愛いと思ってしまうから俺は毒に侵されているんだろうね。

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