塩な坂東です。

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希side


あー、気まず。




朝、起きるとAが珍しく朝ごはんを作ってくれてた。




希｢おはよ。｣



『あぁ、おはようございます！』




やっぱり、天使。




眩しいほどの笑顔が綺麗。




『あ、のんさん！私、今日とか明日、慎の家で過ごします。のんさんは戸締りとか気を付けてください。』




はぁ…






やっぱり、多少は良いなって思う





私だって彼氏が欲しい




でも自分に合う人は勿体ないから全て興味無いように振舞った。




Aが出て行くといつも思う。





なんか、寂しい





Aはいつかは結婚するその時とか素直に喜べるのかな







希｢…｣





そう考えると悲しい





自分も幸せになりたいけど、今はまだ。





樹くんの想いには答えられないのか








正直、樹くんへの気持ちが何なのかも分からない。






すると、電話が掛かってきた。






1番、話したくない相手。





仕方ないから出るか。




希｢何？｣



樹｢何じゃないでしょ。もしもしは？｣



なんか、いつかの会話にあったな




希｢もしもし…｣






樹｢もしもし。希、今すぐ会いたい。｣







なんでそんなにストレートに言うの？





希｢私は会いたくない。他を当たってください｣




樹｢小説、持って行くから。｣




樹くんは強引に来るだろうね。





希｢紅茶、用意して待ってる。｣





もう仕方ないね

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