年上彼女の佐野さん (ページ6)

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芸能人の長谷川くん貴女side ページ6

いや、衝撃的な事ね？

長谷川慎くんって、芸能人だったんだね。

今、単位が危ないということで補習を受けさせてる。

『じゃあ、問題出すね。10問』

慎｢え？！嘘、やだよ。｣

｢やだよ｣じゃないね。

『じゃ、15問』

慎｢10問頑張る｣

よし、いい子だ！

そして、問題を出した。

『｢夫と妻(あるいはその一方)と未婚の子｣｢夫婦のみ｣からなる家族』

さすがに分かるでしょ

慎｢…家族｣

…何かが足りないよ？

『ん？』

慎｢だーかーらー！家族!!｣

『惜しい！核家族』

10問終わった頃には長谷川くんはぐったり疲れ果てていた。

『うん、よく頑張ったね。』

飲み物を机に置くと

腕を掴まれ、

慎｢ねぇ、俺の事癒してよ。｣

…このクソガキ何言ってんの？←

『何言ってんの？』

慎｢先生が頭撫でてくれるまで腕離さない｣

まぁ、頭撫でればいいのか。

ゆっくり頭を撫でると

長谷川くんはニコッと微笑み

手を離してくれた。

慎｢先生ってさ…年下と付き合ったことある？｣

そう聞かれた。

『ないよ。何？年下好きそうだと思った？』

慎｢んーん。俺に勝ち目あるかなーって思っただけ。｣

何言ってんだ。コイツ

『何？からかってるの？』

慎｢俺は本気だよ。卒業式になったら、先生に告白するから。｣

…うわ…やだ←