年上彼女の佐野さん (ページ12)

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わがまま慎side ページ12

希｢構ってあげなよー、私そろそろ撮影見てくるから｣

坂東さんはそう言って、控え室から出て行った

『キスねぇ…』

慎｢してよ。されたいの。｣

わがまますぎるかもだけど

『なら、座って？』

椅子に座ると同時にキスをして…

やっぱり、好きだって実感が湧いた。

慎｢先生、ここに座って？｣

Aのことを膝の上に座らせると

『なんか、やっちゃいけないことをしてるみたい…』

うん、

それは思う

慎｢先生って呼ぶとますますね｣

『じゃあ呼ばないで？』

慎｢呼びたいの。お願い｣

Aを抱きしめると

『仕方ないなぁ…久しぶりにそういうことする？』

あー、多分、分からないよね？

俺、先生にキスしたんだよね。

調理室で

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高校の時

慎｢先生ぇー｣

高校の時はずっーと調理室で、昼食を取っていた。

理由？先生がいたから

『何ー？』

先生のお弁当美味しそう

慎｢卵焼きちょーだい？｣

『多分、口に合わないよ。』

慎｢先生の好きな物を好きになりたいから。｣

そう言うと先生は顔を真っ赤にした。

『お弁当の蓋に乗せるから』

んー…そんなのよりも

慎｢アーンしてくれないの？｣

『しないから。』

だから、仕方なく蓋に乗った卵焼きを食べた

すげー美味い。

慎｢先生って天才？｣

『そんなの簡単に作れるよ。』

慎｢先生はいいお嫁さんになるね！｣

そう言うと照れるように下に俯いて笑った

その姿が愛おしくて

唇を奪った。

先生は突き放して

唇を抑え

『何してんの…』

そう言った