年上彼女の佐野さん (ページ11)

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先生慎side ページ11

久しぶりに制服を着て、Aが勤務している学校へ訪れた

まぁ、ドラマ撮影で隣にいるのは坂東さん。

希｢はぁ…お腹空いた｣

慎｢あー、確かにそんな時間ですもんね。｣

希｢そーそ。あ、コンビニ行ってくるから、他になんか欲しいものある？｣

慎｢なら、おにぎり欲しいです｣

希｢何味？｣

慎｢おかかで…いや、俺が行ってきます｣

希｢ん？あの人…｣

近くに来たのは白衣姿で纏めた髪の

希｢Aさァァァァん！｣

そう言って抱き着いた坂東さん。

『おぉっ！坂東ちゃーん。玲於がいつもお世話になっております。』

希｢んふふ…Aさん、どうしたの？｣

『撮影、長引いているって聞こえたからこれ、差し入れ』

そして、差し出したのはプリンだった

慎｢え？！いいの？｣

『いいの。実習する時の練習品だから巣もかなり入っているかも』

希｢そんなのはどうでもいいからAさんの料理食べてみたかったんだよね～｣

慎｢え？！食べたことないんですか？！｣

希｢うん。でも作り方とかは教えて貰ったよ｣

意外だ

とにかくお腹がすいていたので、プリンを食べ始めた。

『そっかぁ…この2人玲於の後輩かぁ』

希｢そうそう。でも、何で私はタメ口なのかなぁ…｣

『いやぁ、堅苦しいのは嫌いだし(笑)』

Aらしい

久しぶりに

慎｢先生、好きだよ。｣

そう言ってみた。

すると

『私もだよ、長谷川くん』

そうやって優しく微笑んだ

希｢私もAさんのこと好き!!｣

そして、ぎゅーと抱き締めている

それに答えるように抱きしめるA

羨ましい

慎｢先生～、俺にも構って､チューして？｣

なんてワガママになったんだ。