あなたのおかげで。 (ページ20)

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イツメンページ20

A side

今日も私と紗也と吉田先輩と岩見さんと神林で食事中。

なんかイツメンになってきた。

圭太「あぁ、箱根走れるかな。」

紗也「吉田さんなら大丈夫ですって！」

圭太「でもさぁ、4年生は速い人いっぱいいるし」

紗也「自分を信じて！」

神林「Aさ、今日の俺の練習見ててどう思った？」

「どうって…」

神林「いや、こうしたらいいとかある？」

「んー、もしあっても今から変えるのは危険ですよ。慣れないと怪我とかしますし。」

神林「そっか。」

「大丈夫です。神林さんは今年1年、5000mでも10000mでも自己新だしてますし、調子はかなりいいですから。」

神林「うん、ありがと。」

紗也「岩見さん、大丈夫ですか？」

さっきから一言も話さない岩見さん。

なんかあった？

岩見「いや、緊張してて。夢の箱根駅伝で走れるかもしれないってなると、嬉しいけど怖くて。」

それもそうだろう。青山学院大学の名前を背負うのはきっとかなり緊張する。

紗也「緊張感を持つことは大事です！焦らないでください！」

岩見「うん」