タイムリープで未来へ帰ったら囲われていた件【東リべ】

14話 ページ15

翌日．


午後．



私はただいま例の東京卍會 本部 の入口付近にいる。


はっきり言ってめちゃくちゃ緊張している。


時間に余裕が出来たから入口付近とはいえ、少し離れた所で様子を伺っている所だ


ドアの窓ガラスの向こう側に沢山の人が行き来しているのが見える。


ざっと見た感じ、私の知っている人達は見当たらない



もっと、様子を見たくてついキョロキョロと挙動不審な動きをしてしまう


……うん、やめよう。


周りの目が気になるし、そろそろ時間だから行こう





意を決して入口の向こう側へ入る




すると、すぐに係の方？に話しかけられた


「こんにちは。Aさんでよろしいでしょうか？」


『あ、はい！』


急に話しかけられたからビックリした、


「では、社長がお待ちしておりますのでこちらへどうぞ」


そう言って、私を社長室まで案内してれた


コンコン


「佐野社長、Aさんがいらっしゃいました」


係の方がそう言うと、


中の方から、どうぞ とマイキーくんの声が聞こえた


声、変わってないな

そう思った


そして、係の方がドアを開けようとドアノブに手が触れた



そんな時、何故か急にドクンドクンと胸が鳴った


やばい！


なんだかんだ、大丈夫と言いながら私めちゃくちゃ緊張してる！


今からこの世界の生マイキーくんに会うんだ、そう思うと手汗が凄い。


ついこの間、過去のマイキーくんを見たばかりなのに。




そうこう考えているうちに、ドアが開かれ彼の姿が見えた




「来てくれてありがと、Aさん」


マイキーくんは、センター分けの黒髪で、昔と変わらない笑顔でそう言った

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