アリスの双子の妹さん！ (ページ4)

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第3話ページ4

「起立！校歌斉唱ー」

『人間丸々我らの食い物魂・血と肉残さず啜れ』

物騒な校歌だな。ちょっとバレないようにしなきゃ。

「えー続いて理事長挨拶」

サリ「入間くーん！！おじいちゃんだよーー！！！」

あれがサリバン…様？…孫として連れてきたのかな。
イルマ…か。仲良くしておいて損はなさそうだな。

サリ「実は孫が入学しましてねこれがもう可愛くて…
そんな孫と撮った1枚がこれです」

そう言うと勢いよくポスターを置いた。
天才だよ。これで探しやすくなるじゃないか。

サリ「後ほど配布します…それじゃ言いたいこと言ったから終わり」

理事長は横にはけていった。いや別にいらないけど。
てか建前でもなんか言った方がいいのでは？

「続いて…新入生代表アスモデウス君」

お、ついに来た。さああいつは何話すのかな。

「…に代わりまして特待生入間くん登壇してください」

おっと〜？？？これは予想外だぞ？？？？
うわあの理事長がやったのか。やってくれたな。

そしてイルマとやらは壇上に立った。早くなんか
言えよ。時間長くなるだろ。

入間「あべるはぅけ」

……なにそれ？どこの国の言語話してんの？
そう思いながらもイルマは喋り続ける。

入間「……すとぅまぬあべるげうるまほらば…つれざざ…」

イルマが話終わると一気に歓声が上がった。
…みんな元気だなぁ。何話してるのかわかんなかったよ。

そのまま入学式は終わった。

『は〜…疲れた』

なんか普通の入学式とは違う気もしたけど…
まずはイルマを探さなきゃ…

というか隣の人いつまで寝てんだろ。もう終わったぞ。
流石に起こした方がいいかな。

『…おーい隣の人さん起きてくださーい』

…まあ声をかけても起きないわな。あの歓声のときも
寝てたんだから。揺らしてみるか。

『ちょっと〜？もう終わりましたよ〜？』

？？「……ん…？なんや折角いいとこやったのに…」

『いやもう入学式終わりましたよ』

？？「えっ…えええ！！ウソォ！？」

『嘘じゃないですよ、てか何かあるなら医務室にでも
行ったらどうです？』

？？「いやちゃうねん、ちょっと今後のこと
考えとっただけや」

…今後のこと？なんかするのかな。そんな興味無いけど。

？？「早速決めたんや！俺がこの学園でしたいことは…
生徒会に入って！アメリ会長と肩を並べる
人気者になることやーーッ！！」

？？「あ〜うるさいうるさい、やかましいぞシャオロン
こんな公衆の面前で大声をあげるなんて…」