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奈々side
あれから私は寝れずにいた。
気持ち悪い感覚が残っている。
「うっ…。」
吐き気がしてトイレへ向かった。
一通り吐き終わって
トイレから出たときに声をかけられた。
藍沢「大丈夫か?」
「だ、大丈夫です。ただ……
病室に一人でいると思い出して怖いんです…。」
藍沢「白石か冴島を呼ぼうか?」
「はい…。お願いしたいです………。ごめんなさい…。」
藍沢「気にするな。俺がいてもいいがまだ怖いだろう。呼んでくるまで目の前のベンチにいろ。」
するとすぐに冴島さんが来てくれた。
冴島「よし、奈々ちゃんお部屋戻ろうか。」
「藍沢先生ありがとう。優しいね。」
藍沢「気にするな。おやすみ。」
「おやすみなさい。あ、あのね…藍沢先生……
もっと落ち着いたら2人で話したいの。まだ無理だけど………。それまで待っててほしい。」
藍沢「あぁ。いくらでも待ってやる。だからはやく戻れ。」
「うん。じゃあ。」
病室にて
「冴島さん…?ごめんなさいわがまま言って。」
冴島「いいのよ、今日はすごく落ち着いているし看護師はまだいるから。私も奈々ちゃんとお話ししたいなと思ってたから。」
「え…?」
冴島「ご両親お医者さんなんでしょう?私の家も両親と兄と姉は医者だったの。」
「わたしのお姉ちゃんも医者。親は私も医者にしたいみたいだけど、それで顔を合わせるたびに喧嘩してるの。あんな家帰りたくない…。」
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作者名:meme | 作成日時:2017年11月28日 0時