教会のエキストラ (ページ4)

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3 試験内容ページ4

「まず、試験で相手と戦うのだが、相手は、まぁ其れなりの相手を用意しておく。

そして、試験に受かったらなのだが、エキストラになるために修行をする。その為に師匠を見つけるんだ。」

「⁉えっ、まだエキストラになれないんですか⁈」

「当たり前だ。さっきの続きだが、師匠が見つからなければエキストラになれない。」

僕はどうやらエキストラをなめていたようだ。
どうしよう…僕自信なくなってきた…

「でも、弱そうなお前と無縁かもしれないが、師匠からの推薦もあるぞ。お前と無縁かもしれないがな。」

わかってるよ。わかってますよ。でも、なんで2回言った⁉2回目いらなくね⁉

「まぁ説明はこれくらいだ。このあとすぐ試験始めるぞー。」

「ええ⁉早速ですか⁈」

いくらなんでも早すぎじゃ…

「はあ？お前の都合に合わせてやってるだけだろうが」

え？

「だから、1秒でも早くって。」

あ……。しまった。

「まぁいい。わかったらすぐに準備しろ。」

「…はい。」

僕は渋々返事をしてから旧長室を出た。

「じゃあ、アダム君を準備室まで案内しようかな」

うしろからぴょこっと出てきたソーマ。赤髪がよく似合う。

「行こ？」

「はい。」

ドンッ

誰かに当たってしまった。

女の子？背が低いな…子供？

「ごめんね？どこか痛いところない？」

「あぁ、すまなかったな小僧。」

…⁈ 小僧⁉ずいぶん口の悪い子供だな…親の顔が見てみたいわ。

それ見してもあの女の子…倭人っぽかったな。(着物を着ていたから)なんで顔にお札(おふだ)を張っているんだろう…隠れてて顔が見えなかったな…。

まぁいいや。さぁ、早く準備室に行かないと。

(続く)

～もっちょのお部屋～

最後の方に出てきた女の子の正体はもう少ししたら明かされるのですが、

あの子は、決して口が悪いわけではありません。

ネタバレになるんですが、女の子と言うより、彼女は女性の方が近いです。