十七話 ページ18
加州が立ち止まったのは掛け軸の前
『掛け軸...？加州、本当にこの部屋ですか？』
加州「うん、絶対に間違えない」
そう言って小さく息を吐いて掛け軸を捲った
もしかして...そう思ったけど
掛け軸の裏は何も無かった
首を捻る
と
加州が掛け軸の裏の壁に手を付いた
ぶつぶつと何か呟いた瞬間、壁がガコンと音を立て、後ろに下がる
下がってから上に上がっていく壁の一部を目で追う
完全に壁が上がりきると、暗い階段が見えた
一体何が...？
加州「もしもの為に、あの人が力を使って地下室への道を隠してるんだ」
『地下室？』
加州「うん、三振りは地下の牢獄に入れられてるよ、食べ物もろくに与えられずに...まあ、堕ちてるから食べ物なんて無くても生きれるんだろうけど…」
『今すぐ行きましょう』
僕は立ち止まっている加州を追い抜き、階段を降りていく
加州「あ、ちょっと待って！」
加州が急いで後ろに付いてくる
地下にはすぐに付いた
冷たい地面に足を下ろす、周りを見渡すと、どうやらコンクリートで囲まれているらしい
壁に所々ろうそくの灯りが見えた
正面を見ると、奥に鉄格子が見えた
『...本丸に地下牢獄なんて物があるんですね』
加州「本当の本丸には無いはずだよ、あの人がね、色んな御託を並べて政府のヤツらに作らせたんだ、アイツ、お金持ちらしいから」
加州が僕の隣で立ち止まる
加州「すぐ手前の方が安定、中間が小夜、一番奥にいるのが岩融だよ、刀はもしもの時のために、そこにまとめて置いてある」
そう言って指を指す
そちらを見ると、ボロボロな刀と薙刀が禍々しい気を放ちながら置いてあった
少しでも手を触れてしまえば折れてしまいそうなくらい損傷が激しかった
驚いてる加州を手で制し
僕はそれらに近づいた
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ーー
何度もごめんなさい
学校が始まったので、更新が少し遅くなると思います
把握お願いします^^;
弥琴
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帰蝶(プロフ) - 続きが気になります!!!次の更新を楽しみに待ってます!!!これからも応援しています!!! (2017年7月5日 1時) (
レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
橙蝶 血暗(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！更新の通知が来るたびにワクワクして読んでます！頑張ってください！ (2017年3月28日 8時) (レス) id: c5dce0cdd3 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 続きキターーー!!!!ありがとうございますっ！ (2017年2月13日 20時) (レス) id: e4d207fc48 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - すごく嬉しいです。忙しいのにありがとうございます！今から読みますー！ (2017年2月13日 7時) (レス) id: 949c742c81 (このIDを非表示/違反報告)
弥琴(プロフ) - ちーさん» ごめんなさい！更新しました！わ、ありがとうございますっ！(´；ω；｀) (2017年2月12日 23時) (レス) id: ca6c0e4a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥琴 x他1人 | 作成日時：2016年12月28日 18時
