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十一話 ページ12

『あ、新堂さんちょっと待ってください』

既に廊下に出ていた新堂さんを呼び止める

新堂「?何ですか」

『刀剣男士の手入れの仕方とかは分かってますが、この本丸の復旧はやり方がわかりません』

新堂さんが口を開こうとした時、違う声がそれを遮る

こんのすけ「あ、新堂さん!本丸の修復、やっておきました!」

向こうから走って来たこんのすけは、そう言ってびしっと短い前足で敬礼をする

新堂「ありがとうございます、こんのすけ、空木さんは飛び散った血など、掃除等をしていただければ」

『...僕が壊した扉は?』

こんのすけ「あれ貴方がやったんですね!?い、一応直しましたが」

『この一瞬で直したんですか?』

こんのすけ「政府には沢山の優秀な人がいるんですから、こんな簡単な作業、直ぐに終わりますよ!」

むふんっと、さも自分がやったかのように胸をはるこんのすけ

『そうですか、ありがとうございました』

新堂「他に聞きたいことはありますか?」

『...いえ、今の所は多分大丈夫だと思いますので、また何かあれば連絡します』

こんのすけ「手入れ部屋も直しておきましたから、お使い下さい!」

『ありがとうございます』

くるり、と一人と一匹に背を向け、審神者部屋に戻ろうと足を踏み出す、と

新堂「待ってください」

その場に立ち止まり、新堂さんの方を見る

新堂「...落ちた刀剣男士は、いくら貴方でも」

『治します、どんな手を使ってでも、破壊なんて僕には出来ません』

新堂さんの言葉を遮り話す

『それに、仮ではありますが、助ける方法は教えて頂きました』

新堂「そう、でしたか」

新堂さんは一瞬目を伏せたが、直ぐに元の顔に戻り、こんのすけに帰るように促した

こんのすけ「扉の前にいた刀剣男士と塀のところにいた刀剣男士ですが、広間に集めておきました!ただ、審神者部屋に行く廊下にいた刀剣男士はまだ其処に...」

『...ありがとうございます』

新堂「ご武運を」

『気にしなくても、そんな簡単に殺られませんから』

僕がそう言うと新堂さんは小さく礼をしてこんのすけと一緒に門の方に向かった
新堂さん達を見送ってから審神者部屋に戻る

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帰蝶(プロフ) - 続きが気になります!!!次の更新を楽しみに待ってます!!!これからも応援しています!!! (2017年7月5日 1時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
橙蝶 血暗(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!更新の通知が来るたびにワクワクして読んでます!頑張ってください! (2017年3月28日 8時) (レス) id: c5dce0cdd3 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 続きキターーー!!!!ありがとうございますっ! (2017年2月13日 20時) (レス) id: e4d207fc48 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - すごく嬉しいです。忙しいのにありがとうございます!今から読みますー! (2017年2月13日 7時) (レス) id: 949c742c81 (このIDを非表示/違反報告)
弥琴(プロフ) - ちーさん» ごめんなさい!更新しました!わ、ありがとうございますっ!(´;ω;`) (2017年2月12日 23時) (レス) id: ca6c0e4a85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弥琴 x他1人 | 作成日時:2016年12月28日 18時

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