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弐.食い倒れ ページ2

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京都、観光地の一角。
片手に紙袋複数、もう片手に店頭で買ったばかりらしいどら焼きを持って歩いている青年がいる。
京都の中でもあまり見掛けない和服姿。からころと下駄を鳴らして、どら焼きを食みながら古い街並みを眺め歩いている。彼とすれ違った者は、ふわりと甘い匂いが漂ったのを感じる。それ程、彼は甘味処を巡ってきたようだった。

「ん……此処も当たりだな。トープって、抹茶大丈夫だったっけ……。儚鳴は大丈夫だった筈。今度一緒に来ようかな」

ぺろりとどら焼きを平らげ、包装紙を綺麗に畳んで懐にしまう。紙袋をゴソゴソと漁り、饅頭を一つ取り出して包みを剥がし、案外小さな一口で齧る。
紙袋の中身は全て甘味のようで、有名処から新しい店、和菓子専門店から洋菓子店まで、様々な店のロゴが描かれた袋を片手で提げている。腕が痛くなりそうな程の量だが、青年は平然としている。

「さて、この辺は全部巡ったかね? 次は何処に行くかな」

饅頭の残りを口に放り込み、気紛れに何処かへ足を向けた。

参.再会→←壱.旅の最中



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作者名:アカツキ@VII | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年2月1日 11時

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