初恋だって、実ります。 (ページ8)

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～Aサイド～

う…あぁ

学校に来てそうそう、

柊って人に止められた。

柊「あんたさ、友達いないの？」

ん？

A「ま…まぁ」

柊「じゃあさ、友達になろうよ」

え、こういう人なの…?

私が返事を考えてるとき、

あの人がきた。

山田涼介…………

山「早く離れろよ、Aちゃんまで目つけたのかよ」

え？

柊「ﾁｪｯ…また、邪魔が入った」

…行っちゃった

山「あいつ、友達ごっこして、

万引きさせたり、

命令は絶対。みたいなやつ…だから

気をつけて」

A「え、ありがとう…」

私、もう少しで危ないところだった。

もし、山田くんが助けてくれなかったら……

考えるだけで、そわそわする。

助かったぁ……。

山「じゃ、また教室でね！(ﾆｺﾂ」

……っ…

心臓がﾄﾞｸﾝと鳴った。

何、今の……

山田くんの笑顔を見てから…。

こんな感覚…私知らない。

～薮サイド～

昨日、光が言ってた

Aの夢って何なんだ？

最近、反抗期っぽくて

話してくれないし。

お兄ちゃん寂しいぞっ！

光「全部聞こえてますけど。笑」

あ、やば(笑)

薮「オレも知らないことを、光が知ってるとはね～。実に面白い」

光「お前ほんとに不安なのかよ、笑」

薮「不安すぎて、ギャグ言いたくなるお年頃なのっ！」

光「」

…………。

あぁ…神様、教えてください。

妹の夢が気になります…